昨日のNY株式市場は奴隷解放記念日で祝日のため、休場となっています。米国債市場も休場となっています。
為替相場 - ドルインデックスは小幅下落
為替相場はドルインデックスが小幅に下落しての引けとなりました。米国祝日のため様子見ムードが強まり、方向感の見えにくい流れとなりました。そうした中で欧州債利回りの上昇などを背景にユーロに対する買いが展開され、ドルの上値が抑えられました。現状ユーロ/ドルは1.07ドル台半ば、ポンド/ドルは1.27ドル台前半でそれぞれ推移しています。
円は軟調地合いで推移しています。円売りの流れが継続しており、ドル/円は158円台を回復しています。欧州株は下落したものの、市場全体にはリスク志向の動きが強まっており、さらに米国の金融政策に対するタカ派的な思惑からドル/円がしっかりとした動きが継続する中でクロス円も全体的にプラス圏での推移となっています。現状ドル/円は158円台前半、ユーロ/円は169円台後半、ポンド/円は201円台前半、豪ドル/円は105円台半ばでそれぞれ推移しています。
ボリンジャーバンド - 上値拡大
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限を意識しての動きが展開されています。上値を拡大する動きであり、このままバンドウォークとなるかどうかに注目です。ここまでの動きでは上ひげが意識されており、警戒感も残る状況ということが出来そうです。
現状バンドの上下限中心線が上昇する形となっています。下限の上昇の勢いはまだ強まっていませんが、このまま上昇基調を維持するかどうかに注目です。トレンドそのものは上向きですが、目先は一時的に調整の動きが入りやすいところであり、バンドの中心線までは下落する可能性もありそうです。ただ、下値は堅く、上値を拡大する可能性は高そうです。