昨日のNY市場は、株式市場、債券市場などが独立記念日(祝日)のため休場となりました。
為替相場 - ドルインデックスは下落
為替相場はドルインデックスが下落しての推移となっています。米国が独立記念日(祝日)となる中でNY時間帯は方向感の見えにくい流れとなりましたが、政局不安が後退したことなどを受けて欧州株が上昇しており、ユーロに対する買い意欲が強まったことでドルの上値が抑えられる展開となりました。現状ユーロ/ドルは1.08ドル台前半、ポンド/ドルは1.27ドル台半ばでそれぞれ推移しています。
円は小幅まちまちでの推移となっています。米国祝日を受けて方向感の見えにくい流れとなりましたが、ドルインデックスの下落などを眺めてドル/円の上値が抑えられる一方、クロス円は欧州株の上昇などを眺めて全体的には底堅い動きが展開されました。ただ、全体的には大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが強まりました。現状ドル/円は161円台前半、ユーロ/円は174円台前半から半ば、ポンド/円は205円台半ばから後半、豪ドル/円は108円台半ばでそれぞれ推移しています。
ボリンジャーバンド - 持ち直し基調
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限をバンドウォークする展開から持ち直し、一時中心線で抑えられる場面もありましたが、目先はバンドの上限まで上昇する動きとなっています。ここをバンドブレイクするかどうかといった所に注目です。バンドブレイクからバンドウォークといった動きになれば、上値を大きく拡大することになりそうです。
現状バンドの上限が下落、下限が横ばいからじり高といった動きになっています。バンドの上下限中心線が上向きであり、トレンドそのものは上向きですがバンドの上限では抑えられやすく、一時的には調整の動きとなる可能性が高そうです。バンドの中心線まで下落し、そこで支えられて上値拡大といった動きとなるのではないでしょうか。ただ、バンドの下限の方向感には注意しておいたほうが良さそうです。