モーニングレポート 2023.3.28
米国債利回りの大幅上昇を背景に、円売り優勢
為替相場では、ドルインデックスが下落。米国債利回りは大幅上昇となっていますが、リスク回避的な動きが巻き戻される中で安全資産としてのドル買いの流れが修正される展開となっています。ユーロやポンドに対する買い戻しの動きが展開される中でドルの上値が抑えられました。ただ、大きな動きにはなっておらず、様子見ムードとなっています。ユーロ/ドルは1.07ドル台後半、ポンド/ドルは1.22ドル台後半でそれぞれ引けました。円は主要通貨に対して売られる流れとなりました。ドル/円が米国債利回りの大幅上昇やダウの上昇などを背景としたリスク志向の動きに支えられて上値を拡大しており、クロス円も買い優勢の流れが強まりました。ユーロ/円やポンド/円は1円を超える上げ幅となっています。現状ドル/円は131円台半ば、ユーロ/円は142円台前半、ポンド/円は161円台半ばでそれぞれ推移しています。