モーニングレポート 2023.4.25
ECBは50bp利上げの可能性、ドルインデックスは軟調
為替相場では、ドルインデックスが軟調地合いで推移。米国債利回りの低下などを眺めドル売り圧力が強まる展開となっています。シュナーベルECB専務理事が『来週のECBでの50bpの利上げは検討対象外ではない』などと述べたことでECBの金融引き締めに対する思惑が高まり、ユーロに対する買い圧力が強まったこともドルの上値を抑えました。現状ユーロ/ドルは1.10ドル台半ば、ポンド/ドルは1.24ドル台後半でそれぞれ推移しています。円は全体的に軟調地合いで推移。ダウが底堅い動きを見せたことや、日銀の金融政策に対するタカ派的な見方の後退などから円売りの流れが維持されています。ドルインデックスが下落したものの、ドル/円は底堅い動きを見せており、クロス円はユーロ/円などを中心に上昇基調を強める展開となりました。現状、ドル/円は134円台前半、ユーロ/円は148円台前半、ポンド/円は167円台半ばでそれぞれ推移しています。