企業決算が本格化で、様子見ムード強まる(4.19 NY時間)
昨日のNY市場では米株がまちまちでの引けとなりました。米国の企業決算が本格化する中で様子見ムードが強まる展開となっています。ドル高を受けてやや上値の重さが意識されましたが、NASDAQはプラス圏での引けとなりました。ダウは79ドル安の33897ドルで引けています。
米国債市場でもまちまちでの引けとなりました。短期債を中心に売りの流れが意識されて利回りは上昇しましたが、30年債利回りは小幅に低下しています。米国の金融引き締めに対する思惑が意識される中で短期債利回りはしっかりとした動きとなりました。米10年債利回りは3.59%台前半、30年債利回りは3.78%台半ばでそれぞれ引けました。
為替相場 – 材料難の円、独歩安
為替相場ではドルインデックスが堅調地合いとなっています。米短期債利回りの上昇などを眺めてドル買いの流れが展開されています。ただ、米国株式市場などが方向感の見えにくい展開となる中でドルインデックスも大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが強まっています。ユーロ/ドルは小幅に下落して1.09ドル台半ば、ポンド/ドルは小幅に上昇して1.24ドル台前半から半ばでそれぞれ推移しています。
円は軟調地合いで推移しています。ドルインデックスの上昇を眺めてドル/円がしっかりとした動きとなり、クロス円もつれ高となっています。日銀の金融緩和政策が維持される中で円に対する売りの流れが継続しやすい状況となっています。ドル/円は134円台半ばから後半、ユーロ/円は147円台半ば、ポンド/円は167円台半ばでそれぞれ推移しています。
ドル/円・ボリンジャーバンド –小動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの中心線を意識しての小動きとなっています。方向感の見えにくい展開となっており、様子見ムードが維持されています。ここからバンドの上限に向けて上昇するか、下限に向けて下落するかに注目ですが、方向感を探りながらの展開となっています。
現状、バンドの上限がじり安、下限が横ばいといった動きとなっており、目先は大きな動きにはなりにくい展開となっています。バンドの中心線を意識しての動きが継続する可能性が高い状況となっています。