- HOME >
- FX×EA/MT4・市況速報 >
- 9.2
FX×EA/MT4・モーニングレポート
ADP雇用統計が市場予想に下回るも、米株はまちまち(9.1 NY時間)
昨日のNY市場では、まちまちで。ダウは40ドル安水準となり上値の重い展開が継続されました。ADP雇用統計が市場予想を大幅に下回る水準となったことなどを背景に、週末の雇用統計に対する警戒感が強まる展開となっています。ただ、足元の経済に対する警戒感が強まったことで米国の金融政策において、早期の利上げ観測が後退する結果となり、ダウは一時プラス圏に持ち直すなど下げ渋る展開となりました。また、NASDAQはプラス圏で引けています。
一方、米国債市場では利回りが低下。ダウがマイナス圏での引けとなる中で債券に対する買い意欲がくすぶる展開となっています。全体的には大きな動きにはなっていませんが、米10年債利回りは1.30%を割り込んでの推移となっており、リスク回避的な動きを眺めての債券買いの流れが意識されています。
為替相場 – ドル、円、共に難軟調地合い
為替相場では、ドルインデックスが下落。目先は押し戻す動きが展開されていますが、ADP雇用統計が市場予想に届かなかったことなどを受けてドルに対する売りの流れが強まる展開となっています。ただ、米国債利回りが下げ渋る展開となったことなどを背景に、ドルに対する買い戻しの動きも見られており、ドルインデックスは下げ幅を縮小しての展開となっています。
一方、円は軟調。ADP雇用統計を受けて円高が進む場面もありましたが、円買いが一服した後は米株の下げ渋りなどを眺めて円売りの流れが意識され、クロス円が上昇基調を強める展開となっています。ドル/円も110円台を挟んでの動きとなるなど、底堅い動きが展開されています。また、豪ドル/円は81円台での推移となっています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 上値の重い展開
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限を意識しての動きから調整の動きが入り、一気にバンドの中心線を抜けて下限まで下落し、そのままバンドブレイクからバンドウォークとなりました。売り一巡後は持ち直す動きとなっていますが、上値の重い展開が継続しており、-1σ付近を動く展開となっています。このまま再度バンドの下限まで下落するのか、それとも中心線まで持ち直すのかに注目が集まるところです。
現状バンドの上下限中心線は下落しての動きとなっています。バンドの下限の下落の勢いは落ちていますが、トレンドそのものは下向きということができるでしょう。バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくいものの、上値の重さが意識されやすく再度バンドの下限まで下落する可能性も高そうです。