モーニングレポート 2022.10.10
ドル上昇、クロス円軟調
為替相場では、ドルインデックスが上昇しての引けとなりました。米国債利回りの上昇などを背景に、ドルに対する買い意欲が強まる展開となりました。ユーロ/ドルは雇用統計の発表を受け0.97ドル台前半まで押し込まれる展開となり、その後に持ち直す動きを見せましたが、0.98ドルには届かず再度下値を追う展開となりました。また、ポンド/ドルは1.10ドルを挟んでの推移となりました。ポンドに対する売り圧力が強まる中で下値を拡大する展開となりました。ポンド/ドルは1.10ドル台後半での推移となっています。円はまちまちでの推移となっています。ドルインデックスの上昇を背景にドル/円が145円を突破しての動きとなっています。一方、リスク回避的な動きの強まりを背景に、クロス円は軟調地合いとなっています。ドル/円の上昇を眺めて円売りの流れが一時強まりましたが、上値の重さが意識されて下落に転じています。現状ドル/円は145円台前半から半ば、ユーロ/円は141円台半ば、ポンド/円は161円台前半で推移しています。