モーニングレポート 2022.8.15

好調な米株を背景に、円安基調再燃
為替相場では、ドルインデックスが上昇しての引けとなっています。米短期債利回りの上昇やFRBの当局者からのインフレに対する警戒感が示されており、ドルの下値が支えられました。また、ここまでの下落に対する調整の動きが意識され、買い戻し優勢の展開となりました。ユーロ/ドルは1.02ドル台半ば、ポンド/ドルは1.21ドル台前半から中盤での推移となっています。円は全体的にはやや売られやすい地合いとなっています。欧州通貨に対する売りが強まっており、ユーロ/円などは下落する展開となっています。ただ、米株の大きな上昇などを眺めてドル/円やその他のクロス円は上昇基調となっています。ドル/円は133円台半ばまで上昇、オセアニア通貨に対する買い意欲も強まり、豪ドル/円は95円台を回復しての引けています。






モーニングレポート 2022.8.12

米債券売り強まり、ドルインデックスも下落
為替相場では、ドルインデックスが大幅下落となって推移しています。米国の利上げ加速に対する警戒感が後退したことを背景に、ドルに対する売り圧力が強まる展開となっています。ただ、米国債利回りが持ち直し基調となったことを背景に、ドルに対する売りの流れも一服し、底堅い状況に転じています。ドルインデックス一時104台半ばまで下落しましたが、105台前半まで持ち直しています。またユーロ/ドルは1.03ドルを挟んでの推移、ポンド/ドルは1.22ドル台を回復しての推移となっています。円は大きく上昇する展開となりました。ドルインデックスの下落を背景にドル/円が下値を拡大する展開となり、クロス円もつれ安となりました。ドル/円は133円を割り込んでの推移となっており、ユーロ/円も137円を割り込んでの動きとなっています。目先はドルインデックスの下げ渋りからドル/円が持ち直す流れとなっていますが、上値の重い展開が継続しています。






モーニングレポート 2022.8.11

米消費者物価指数鈍化で、円急伸
為替相場では、ドルインデックスが大幅下落となって推移しています。米国の利上げ加速に対する警戒感が後退したことを背景に、ドルに対する売り圧力が強まる展開となっています。ただ、米国債利回りが持ち直し基調となったことを背景に、ドルに対する売りの流れも一服し、底堅い状況に転じています。ドルインデックス一時104台半ばまで下落しましたが、105台前半まで持ち直しています。またユーロ/ドルは1.03ドルを挟んでの推移、ポンド/ドルは1.22ドル台を回復しての推移となっています。円は大きく上昇する展開となりました。ドルインデックスの下落を背景にドル/円が下値を拡大する展開となり、クロス円もつれ安となりました。ドル/円は133円を割り込んでの推移となっており、ユーロ/円も137円を割り込んでの動きとなっています。目先はドルインデックスの下げ渋りからドル/円が持ち直す流れとなっていますが、上値の重い展開が継続しています。






モーニングレポート 2022.8.10

米消費者物価指数を控え、様子見ムード
為替相場では、ドルインデックスが下落しての推移となっています。米国債利回りは上昇したものの、ユーロに対する買いの動きが強まったことでドルの上値が抑えられました。ただ、米消費者物価指数の発表を控えていることもあって、全体的には大きな動きとはならず、様子見ムードが強まりました。ユーロ/ドルは1.02ドル台を回復しての動きとなっています。ポンド/ドルはほぼ変わらずの1.20ドル台後半での推移となっています。






モーニングレポート 2022.8.9

金利差拡大を睨み、円安基調
為替相場では、ドルインデックスが下落しての推移となっています。米国債利回りの低下や安全資産としての買いの流れが一服したことなどを背景に、ドル売り圧力が強まっています。ユーロ/ドルは1.02ドルを挟んでの動きとなり、ポンド/ドルは1.21ドルを挟んでの動きとなっています。ただ、ドル売りに関しても大きな動きにはなっておらず、引けにかけて下げ幅を縮小する展開となっています。円は軟調地合い。ドル/円が135円を挟んでの動きとなるなど、日米金利差の拡大に対する思惑などから円売りの流れが強まる展開となっています。クロス円もつれ高となっており、ユーロ/円は137円台中盤で、ポンド/円は163円台前半でそれぞれ推移しています。オセアニア通貨は上げ幅を拡大しており、豪ドル/円は1円以上の上げ幅となっています。






モーニングレポート 2022.8.8

好調な米雇用統計を受け、円急落
為替相場では、ドルインデックスが大幅上昇。米国債利回りの上昇などを背景にドルに対する買い意欲が強まり、上値を拡大する展開となっています。ユーロ/ドルは1.02ドルを割り込む展開となり、ポンド/ドルも1.21ドルを割り込んで引けています。全体的にドルに対する買い意欲が強まっており、ドルインデックスは106を回復して上値を拡大しました。ユーロ/ドルは1.01ドル台後半、ポンド/ドルは1.20ドル台後半まで下落しました。円は下落しての引けとなりました。ドルインデックスの上昇や足元の米経済に対する強気な見方などが意識されたことでドル/円が大幅買い戻しとなり、135円台を回復しています。ダウの堅調なども意識されており、クロス円もドル/円につれ高となりました。ドル/円は2円超の上昇、ユーロ/円やポンド/円も1円超の上昇となって引けており、ポンド/円は163円を回復しています。






モーニングレポート 2022.8.5

米雇用統計を控え、ポジション調整
為替相場では、ドルインデックスが下落。メスター・クリーブランド連銀総裁が9月の利上げに関して50bpととなる可能性もある、などと発言しており、ややタカ派的な姿勢を修正したことでドルに対する売りの流れが強まりました。現状ユーロ/ドルは1.02ドル台半ばまで上昇し、ポンド/ドルは1.21ドル台半ばでの推移となっています。円は買われやすい地合いとなっています。ドル/円が133円を割り込むなど売り圧力が強まる展開となり、クロス円も上値の重い展開となっています。ダウの軟調地合いやドルインデックスの下落などを背景に円に対する買い戻しの動きが強まる展開となっています。ただ、米雇用統計を控えていることもあって全体的には大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが強まりました。






モーニングレポート 2022.8.4

米景況感の改善で、円は軟調地合い
為替相場では、ドルインデックスが小幅に上昇。朝方は米国債利回りの堅調地合いを眺めて上値を拡大する展開となりましたが、その後米国の長期債利回りの急落を受けてドルも上値を抑えられました。ただ、経済の先行きに対する懸念の後退や、利上げに対する思惑などから積極的に売り込む展開にはならず、プラス圏での推移となっています。ユーロ/ドルは小幅に上昇して1.01ドル台中盤、ポンド/ドルは小幅に下落して1.21ドル台中盤での推移となるなど、全体的にはまちまちとなっています。円は軟調地合いとなっています。買い戻しの動きを背景にドル/円が堅調地合いとなっており、クロス円もつれ高となっています。リスク志向の動きが強まる中で円売り圧力が意識される状況となっています。ドル/円は一時134円台を回復、目先も133円台後半での推移となっています。ユーロ/円は136円台を回復しての動きで、全体的に上値を拡大する展開となっています。






モーニングレポート 2022.8.3

米債券利回り上昇で、ドル急伸
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米中間の緊張が高まる中でドルに対する売りが意識される場面もありましたが、米国債利回りが上昇する中で持ち直し基調を強め、そのまま上昇基調を維持して日中高値圏での推移となりました。ユーロ/ドルは1.01ドル台中盤、ポンド/ドルは1.21ドル台中盤までそれぞれ下落する展開となっています。円はまちまちでの推移となっています。米中間の緊張激化を受けてドル/円が一時130円台前半まで押し込まれたものの、その後は大幅利上げ観測が再燃したことでドル買い圧力が強まり、133円台前半まで持ち直す動きが展開されました。クロス円はドル/円につれる形で持ち直す動きとなっていますが、豪ドル/円などは小幅にマイナスとなって推移しています。クロス円は小幅まちまちとなっています。






モーニングレポート 2022.8.2

円の独歩高基調継続
為替相場では、ドルインデックスが続落しての推移となっています。米長期債利回りの低下などを背景にドルに対する売りの流れが継続する展開となっています。米国の金融政策で大幅利上げに対する警戒感が後退していることなどがドルの上値を抑えています。また、ペロシ米下院議長が台湾を訪問する見通しといった報道を受けて米中間の対立が懸念され、ドル売り圧力が強まる場面もありました。現状でユーロ/ドルは1.02ドル台中盤、ポンド/ドルは1.22ドル台中盤で推移しています。下値の堅い動きで買い優勢の流れとなっています。円は買い優勢の流れとなって引けています。ドル/円が下値を拡大する中でクロス円も売り優勢の流れとなっています。円は主要通貨に対して独歩高基調となっており、円高の流れが強まっています。米株が上値の重い展開となったことも円に対する買い戻しの動きを意識させました。現状でドル/円は131円台中盤で、ユーロ/円は135円台前半での推移となっています。






モーニングレポート 2022.8.1

材料不足の中、円独歩高
為替相場では、ドルインデックスが下落しての引けとなりました。米長期債利回りの低下などと背景に、ドルの上値が重い展開となりました。米国の大幅利上げに対する警戒感が後退していることも引き続きドルの上値を抑える展開となっています。対ユーロでは1.02ドル台を回復しての動きとなっていますが、対ポンドではドルの下値が堅く、小幅に上昇して1.21ドル台後半での引けとなりました。円は買い優勢の流れとなって引けています。ドル/円が1円の下落となるなど、円に対する買い戻しの動きが継続しています。クロス円も軟調で、ポンド/円が1円超の下落となっています。全体的に円買い圧力が強まっており、主要通貨に対して独歩高となりました。特段大きな材料はない中で、ドル売りの流れが意識されて円の買い戻しの流れが強まりました。ドル/円は133円台前半で、ユーロ/円は136円台前半でそれぞれ引けました。






モーニングレポート 2022.7.29

先行き懸念からドルインデックスは続落
為替相場では、ドルインデックスが続落。米国債利回りが大幅に低下する中でドルに対する売りの流れが強まっています。ここまでの上昇に対する調整の動きも意識されており、警戒感が増しています。ユーロ/ドルは1.02ドルを割り込み、ポンド/ドルは1.21ドル台後半での推移となっています。円は買われやすい地合いとなっています。ドル/円が急落して134円台前半にまで押し込まれたことを受けてクロス円も下値を拡大しています。足元の米経済に対する警戒感や米国債利回りの大幅低下などを眺めてリスク回避的な動きが強まり、円買い優勢となりました。ドル/円は134円台前半で、ユーロ/円は137円を割り込んでの推移となっています。






モーニングレポート 2022.7.27

ドルインデックスが大幅上昇
為替相場では、ドルインデックスが大きく上昇。ロシアからの天然ガス供給に対する警戒感が強まる中でユーロに対する売り圧力が強まる展開となり、反射的にドル買いの流れが意識されました。ユーロ/ドルは1.01ドル台前半へと下落しています。ポンド/ドルは下げ渋り1.200ドル台前半での推移となっています。円は堅調地合いとなっています。米株の軟調地合いを眺めて円に対する買いの動きが強まりました。ただ、ドルインデックスの上昇を背景に、ドル/円は下値の堅い動きとなっており、136円台後半まで上昇しています。ユーロ/円は1円以上の下落となるなど、下値を拡大しています。






モーニングレポート 2022.7.26

材料待ちで、円安傾向継続
為替相場では、ドルインデックスが下落しています。ロシアからの天然ガス供給に前向きとの報道でユーロ/ドルが買われたものの、その後供給量を減らすとの発表で売られる展開となっており、やや方向感の見えにくい動きとなりました。FOMCを控えていることもあり、様子見ムードが強まる展開となりましたが、1.02ドル台前半での底堅い動きとなり、ドルの上値を抑えました。円は軟調地合いとなって推移しています。米株の底堅い動きなどを眺めて、ドル/円が底堅い動きとなりクロス円はつれ高となって推移しています。FOMCを控えていることで、ドル/円は伸び悩む中136円台中盤での動きが継続しています。また、ユーロ/円は139円台中盤、ポンド/円が164円台中盤での推移となっています。






モーニングレポート 2022.7.25

経済の先行き懸念で、円が買い戻される
為替相場では、ドルインデックスが下落となって引けました。米国債利回りの大幅低下などを背景に、ドルに対する売りの流れが強まりました。ただ、欧州債利回りも大きく低下したことなどを受けてユーロ/ドルは小幅に下落、ポンド/ドルは小幅に上昇となるなど、一方的な動きにはなりませんでした。結局ユーロ/ドルは1.02ドル台前半、ポンド/ドルは1.20ドル前後での引けとなりました。円は大きく買われる展開となりました。ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円などが軒並み1円以上の下落となるなど、円に対する買い戻しの動きが強まる流れとなっています。世界経済の先行きに対する不透明感の高まりから、円に対する買い戻しの動きが強まる展開となっています。ドル/円は一時136円を割り込む動きとなり、約2週間ぶりの円高水準となりました。売り一巡後は若干買い戻されたものの、136円台前半での引けとなりました。






モーニングレポート 2022.7.22

ECBが50bpの利上げを決定、クロス円底堅い
為替相場では、ドルインデックスが下落となって推移となっています。米国債利回りが大幅低下となる中でドルに対する売りの流れが強まる状況となっています。ECBが50bpの利上げを決定したことでユーロが底堅い動きとなっており、これもドルの上値を抑えました。ユーロ/ドルは1.02ドル台前半、ポンド/ドルは1.19ドル台後半でそれぞれ推移しています。円はまちまちでの推移となっています。ドル売り圧力が意識されたことでドル/円が137円台中盤まで押し込まれる展開となっており、クロス円も上値の重さが意識される状況となっています。ただ、米株の上昇などを眺めて円売りの流れが巻き戻される展開となり、豪ドル/円などは底堅い動きを見せました。クロス円全体としては小動きに推移し、ユーロ/円は140円台中盤、ポンド/円は164円台後半での取引となっています。






モーニングレポート 2022.7.21

材料待ちの中、様子見ムード強まる
為替相場では、ドルインデックスが上昇しての推移となっています。ドル売り一服から持ち直し107を回復しての動きです。ロシア産天然ガスの供給に対する警戒感からユーロやポンドに対する売りの流れが強まったことでドルの下値が支えられる流れとなっています。ユーロ/ドルは1.02ドルを割り込み、ポンド/ドルも1.20ドルを割り込む展開となっています。円はまちまちでの推移となっています。ドルインデックスの上昇を眺めてドル/円が下値の堅い動きとなり、138円台前半での推移となっていますが、クロス円は全体的に上値の重い展開となっています。円に対する買い戻しの動きが強まる中でユーロ/円は140円台後半で、ポンド/円は165円台中盤で、それぞれ推移しています。






モーニングレポート 2022.7.20

円安再燃、ドルも軟調
為替相場では、ドルインデックスが続落しての推移となっています。米国の大幅利上げに対する見方が後退したことや、ECB、BOEが金融引き締めに動くとの思惑からユーロやポンドが買われる動きとなったことを受けてドルの上値が抑えられる展開となっています。安全資産としてのドル買いの流れも巻き戻されており、ドルインデックスは107を大きく割り込んでの推移となっています。ユーロ/ドルは1.02ドル台を回復、ポンド/ドルも1.20ドルを挟んでの推移となっています。円はまちまちでの推移となっています。ドルインデックスが大きく下落したことを受けてドル/円の上値が抑えられる一方、クロス円は株高を眺めてリスク志向の動きが意識されたことで円安基調となる流れとなっています。全体的に円は売られやすい地合いとなっており、一時137円台中盤まで押し込まれていたドル/円も目先は138円台前半まで持ち直しての動きとなっています。また、ユーロ/円は141円台中盤で、ポンド/円は165円台後半でそれぞれ推移しています。






モーニングレポート 2022.7.19

欧州債利回りの上昇で、ドル下落
為替相場では、ドルインデックスが下落しての推移となっています。米国の過度な金融引き締めに対する思惑が後退したことなどを受けてドルに対する買いの動きが修正されています。ユーロ/ドルはパリティの水準が下値支持帯として意識されての戻りであり、現状1.01ドル台中盤まで押し戻しています。ポンド/ドルは上昇基調を強めて一時1.20ドル台を回復しましたが、その後は上値を抑えられて1.19ドル台半ばまで押し込まれています。円はまちまちでの引けとなりました。ドル売り圧力が強まる中でドル/円は上値の重い展開となっています。一方でクロス円は欧州株などの上昇を受けて円売りの流れが強めています。ただ、米株がマイナスに転じると円に対する買い戻しの動きも見られ、クロス円は上値を抑えられました。現状ドル/円は138円台前半、ユーロ/円は140円台前半での、ポンド/円は165円台前半での推移となっています。全体的にはやや方向感の見えにくい展開となっています。






モーニングレポート 2022.7.15

円売り継続、ドルインデックスは上昇
為替相場では、ドルインデックスが上昇しての推移となっています。インフレ圧力が強まる中で金融引き締めに対する思惑が強まり、ドル買いが意識されています。イタリアのドラギ首相が辞意といった報道が流れたことでユーロに対する売り圧力が強まったこともドルの下値を支える流れとなり、ユーロ/ドルはパリティが意識された動きとなっています。現状ユーロ/ドルは1.00ドル台前半、ポンド/ドルは1.18ドル台前半での推移となっています。円は全体的に軟調地合いとなっています。ドル/円が大幅上昇となり、139円台での推移となったことでクロス円も上値を拡大する流れとなりました。株安が一服したことや日米金利差の拡大が意識される中で円が売られやすい地合いが継続する状況となっています。現状、ドル/円は139円を挟んでの動き、ユーロ/円は139円台前半で推移しています。