モーニングレポート 2022.8.12
米債券売り強まり、ドルインデックスも下落
為替相場では、ドルインデックスが大幅下落となって推移しています。米国の利上げ加速に対する警戒感が後退したことを背景に、ドルに対する売り圧力が強まる展開となっています。ただ、米国債利回りが持ち直し基調となったことを背景に、ドルに対する売りの流れも一服し、底堅い状況に転じています。ドルインデックス一時104台半ばまで下落しましたが、105台前半まで持ち直しています。またユーロ/ドルは1.03ドルを挟んでの推移、ポンド/ドルは1.22ドル台を回復しての推移となっています。円は大きく上昇する展開となりました。ドルインデックスの下落を背景にドル/円が下値を拡大する展開となり、クロス円もつれ安となりました。ドル/円は133円を割り込んでの推移となっており、ユーロ/円も137円を割り込んでの動きとなっています。目先はドルインデックスの下げ渋りからドル/円が持ち直す流れとなっていますが、上値の重い展開が継続しています。