モーニングレポート 2022.7.14

金利差を睨んだ円売り根強い
為替相場では、ドルインデックスが小幅に下落する展開となっています。米国の金融引き締めに対する思惑が強まったことで、ユーロ/ドルが一時パリティとなるなどドル買い圧力が強まりました。しかし、売り一巡後は急激に持ち直す動きとなり、目先も1.00ドル台半ばでの推移となっています。やや乱高下しましたが、ドルの買われ過ぎ感からやや上値を抑えられました。円は全体的に軟調地合いとなっています。ドル/円が買い戻されて137円台を回復する中でクロス円もしっかりとした動きが展開される状況となっています。株安を眺めてリスク回避的な動きも意識されましたが、日米の金利差拡大などに対する思惑から、円に対する売りの流れが強まる状況となっています。ドル/円は目先137円台中盤、ユーロ/円は138円台前半での推移となっています。






モーニングレポート 2022.7.13

世界経済の停滞で、ドル高、円高
為替相場では、ドルインデックスが堅調地合いとなっています。ユーロ/ドルが一時パリティまで下落するなどユーロ売り圧力が強まり、ドルの上値が拡大される場面もありましたが、米国債利回りの低下やここまでのドル買いに対する調整の動きが意識されたことで上値を抑えられ、一時マイナス圏に転じる場面もありました。売り一巡後は持ち直したものの、大きな動きにはなっていません。ユーロ/ドルは1.00ドル台前半で、ポンド/ドルは1.18ドル台後半でそれぞれ推移しています。円は全体的には買われやすい地合いとなっています。ドル/円が調整の動きから137円を割り込んでの推移となっており、クロス円も上値を抑えられる展開となっています。株安を受けたリスク回避的な動きが意識されたことや、ここまでの上昇に対する修正の動きが意識されたことで円に対する買い意欲が強まる展開となっています。ドル/円は136円台後半で、ユーロ/円は137円台前半でそれぞれ推移しています。






モーニングレポート 2022.7.12

ドルインデックスは大幅上昇
為替相場では、ドルインデックスが大幅上昇となって推移しています。ロシアの天然ガス供給に対する警戒感が高まる中で欧州経済の先行きに対する不透明感が高まり、ユーロ売り圧力が強まる展開となっています。ユーロ/ドルはパリティを目指す展開となっており、大幅下落となっています。米国の金融引き締めに対する思惑もドル買いの流れを意識させました。ユーロ/ドルは1.00ドル台前半から中盤での推移となり、ポンド/ドルも1.19ドルを割り込んでの推移となっています。円はまちまちでの推移となっています。ドル/円が大きく上昇して137円を突破し、137円台中盤での推移となる一方、クロス円は上値の重さが意識される展開となっています。日本の参院選を受けて日銀の金融緩和の流れが継続されるとの見方が強まり、日米金利差の拡大が意識されてドル/円は上値を拡大しています。ただ、米株の軟調を受けてクロス円は上値の重い展開となっています。ユーロ/円は138円を割り込んでの推移となっています。






モーニングレポート 2022.7.11

ドルインデックスは小幅に下落
為替相場では、ドルインデックスが小幅に下落しての引けとなりました。欧州時間帯に入りドル買いの流れが一転して上値は抑えられ、米雇用統計を受けて一時ドル買い圧力が強まったものの、ユーロ/ドルのここまでの下落に対する調整の動きなどが意識されたことでドル売りの流れが強まりました。ただ、米国債利回りの上昇などもあって積極的にドルを売る流れにもなりませんでした。ユーロ/ドルは1.01ドル台後半、ポンド/ドルは1.20ドル台前半での推移となっています。円は全体的に軟調地合いとなって引けました。米国債利回りの上昇などを背景にドル/円がプラス圏での推移となり、136円台を維持したことでクロス円も全体的に底堅い動きが意識されました。ただ、米株が上値を抑えられてことを背景に円に対する買い戻しの動きも意識され、大きな動きにはなりませんでした。ユーロ/円は138円台中盤、ポンド/円は163円台後半での推移となっています。






モーニングレポート 2022.7.8

米雇用統計を控え、様子見ムード
為替相場では、ドルインデックスがやや上値重い展開となっています。ここまでの上昇に対する調整の動きが意識される中で上値を抑えられる場面もありましたが、米国債利回りの上昇などを背景にドルに対する買い戻しの動きが意識されて持ち直す動きとなりました。ただ、積極的に買い進む展開にはならず、前営業日終値を挟んでの動きが展開されました。ユーロ/ドルは一時1.02ドルを回復する場面もありましたが、上値を抑えられる展開となり、1.01ドル台半ばでの推移となっています。一方、ジョンソン英首相の辞任表明を受けてポンドに対する買い意欲が意識され、ポンド/ドルは1.20ドルを回復しての動きとなっています。円はまちまちでの推移となっています。ドル/円が雇用統計を控えて様子見ムードを強める中、前営業日終値を挟んでの動きが展開されています。ユーロ/円は小幅に下落する一方、ポンド/円が持ち直し基調となって163円台半ばまで買い戻されています。ただ、全体的には方向感の見えにくい展開が継続しました。ドル/円は目先136円を挟んでの動きとなっています。






モーニングレポート 2022.7.7

ISM非製造業指数好調で、ドル買い優勢
為替相場では、ドルインデックスが大幅上昇となって推移しています。米国債利回りが大幅上昇となる中でドルに対する買い意欲が強まる展開となっています。米国のISM非製造業指数が市場予想を上回るなど経済指標が堅調となったことや、欧州のリセッションに対する警戒感などからユーロ売り圧力が強まる展開となっていることなどがドル買い意欲を強める展開となっています。ユーロ/ドルは1.02ドルを割り込む動きとなり、先々のパリティを見込む声も増えてきている状況となっています。円はまちまちでの推移となっています。ドル/円が一時135円を割り込む動きとなりましたが、ドルインデックスの上昇などを背景に持ち直して小幅に上昇しての推移となっている一方、ユーロに対する売り圧力の強まりなどを背景にユーロ/円は上値の重い展開となるなど、全体的にやや方向感の見えにくい、様子見ムードとなりました。






モーニングレポート 2022.7.6

ユーロ圏経済の先行き懸念から、ドル高円高
為替相場では、ドルインデックスが大幅上昇となって推移しています。ユーロ圏経済の先行き不透明感が強まる中でユーロに対する売り圧力が強まる展開となっており、ユーロ/ドルは1.02ドル台中盤まで急落しています。ポンド/ドルも1.20ドルを割り込む動きとなっており、ドルインデックスは大幅上昇となりました。円は全体的に堅調地合いとなっています。ドルインデックスの上昇を背景にドル/円は底堅い動きとなりましたが、クロス円はユーロ/円をはじめとして大幅下落となっており、ユーロ/円は140円を割り込む動きとなっています。ポンド/円も162円台半ばまで下落する展開となっており、株安などを背景とした円買いの動きが強まる状況となっています。






モーニングレポート 2022.7.5

米国が祝日のため、小動き
為替相場では、ドルインデックスが小幅に上昇しての推移となっています。欧州時間帯は売りの流れが強まったものの、売り一巡後は持ち直す動きが展開されています。米国が祝日となったことで積極的には方向感を見出しにくい状況となり、前営業日終値を意識した動きが展開されています。ユーロ/ドルは1.04ドル台前半、ポンド/ドルは1.21ドル台前半での推移となっています。円は売られやすい地合いとなっています。大きな動きにはなっていませんが、金融政策の先行きに対する思惑などから円は依然として売られやすい地合いとなっており、ドル/円は135円台中盤での推移となっています。また、ユーロ/円も141円台前半から中盤での動きとなるなど、クロス円も全体的には底堅い動きが展開されています。






モーニングレポート 2022.7.4

インフレ観測の後退から、円堅調
為替相場では、ドルインデックスが上昇しての引けとなりました。米国債利回りは大きく低下したものの、欧州債利回りも大幅低下となっており、ユーロ/ドルが軟調地合いでの引けとなったことでドルに対する買いが意識されました。欧州経済の警戒感に対する思惑や米株の上昇などもドルの下値を支える結果となっています。円は全体的に堅調地合いとなっています。米株は上昇したものの米国債利回りや欧州債利回りの大幅低下などを受けてリスク回避的な動きが意識され、円に対する買い意欲が強まりました。ただ、米株が引けにかけて持ち直したことで円買い圧力が若干和らぐ展開となっています。対ユーロや対ポンド、対豪ドルなどで1円以上の下落となるなどクロス円は大きく下落し、円は主要通貨に対して独歩高となりました。






モーニングレポート 2022.7.1

円安基調一服、方向感を探る局面
為替相場では、ドルインデックスが下落しての推移となっています。米国債利回りの低下などを受けてドル買いに対する調整の動きが意識される展開となっています。欧州債利回りの低下を受けて一時1.04ドルを割り込んでいたユーロ/ドルは1.04ドル台後半での推移、ポンド/ドルも1.21ドル台後半での推移となっており、ドルに対する売り圧力が強まりました。円は全体的に堅調地合いとなっています。リスク回避的な動きが意識されたことや、ドルインデックスの軟調などを受け、ドル/円は136円を割り込む動きとなっています。クロス円も全体的には軟調地合いであり、円に対する買い意欲が強まる流れとなりました。






モーニングレポート 2022.6.30

ドル/円、一時137円に到達
為替相場では、ドルインデックスが上昇して上値を拡大する展開となっています。米国債利回りは低下しているものの、欧州債利回りが下げ幅を拡大したことでユーロ/ドルが上値を抑えられおり、ドルインデックスの下値を支える展開となっています。ユーロ/ドルは1.04ドル台中盤、ポンド/ドルは1.21ドル台前半でそれぞれ推移しています。円は全体的には小動きとなっています。ドルインデックスの上昇を眺めてドル/円が一時137円を突破する動きとなるなど円売り圧力が強まりましたが、その後は調整売り圧力が強まる中でドル/円は136円台半ばまで押し戻されています。クロス円も全体的に前営業日終値を意識しての小動きとなっており、様子見ムードが強まる流れとなりました。






モーニングレポート 2022.6.29

円安基調継続、ドル/円は136円回復
為替相場では、ドルインデックスが上昇する展開となっています。米国債利回りは低下していますが、ユーロに対する売り圧力が強まったことで、ドルに対する買い戻しの動きが強まる展開となっています。リスク回避的な動きが強まったことで、安全資産としてのドルに対する買い意欲も意識されており、ドルは上値を拡大する展開となっています。ユーロ/ドルは1.05ドル台前半、ポンド/ドルは1.21ドル台後半でそれぞれ推移しています。円はやや軟調地合いとなっています。ドルに対する買い意欲が強まったことで、ドル/円が上値を拡大し、136円台を回復する動きとなっており、クロス円もつれ高となりました。ただ、ユーロ/円などは小幅に下落しており、全体的にはやや方向感の見えにくい展開となっています。リスク回避的な動きの強まりを受けた円買いの流れが円売りを相殺する展開となっています。






モーニングレポート 2022.6.28

ドルインデックスは上値重い
為替相場では、ドルインデックスが続落する展開となっています。米国債利回りは上昇していますが、欧州債利回りの大幅上昇や金融政策の先行きに対する思惑などからユーロに対する買い意欲が強まり、ドルの上値が抑えられる展開となっています。ただ、市場全体の様子見ムードが強まる中で方向感の見えにくい展開となり、大きな動きにはなっていません。現状ユーロ/ドルは1.05ドル台後半で、ポンド/ドルは1.22ドル台中盤から後半での推移となっています。円は軟調地合いとなっています。ドル/円が135円台中盤での推移となるなど底堅い動きとなり、クロス円も下値の堅い動きが展開される状況となっています。大きな動きにはなっていないものの、日米金利差の拡大に対する思惑などから円売りの流れが意識されやすい状況が継続しています。ただ、米株がマイナス圏に転じたことで円売りの流れもやや抑えられる展開となりました。






モーニングレポート 2022.6.27

米利上げ観測緩和で、円安基調再燃
為替相場では、ドルインデックスが上値を抑えられての引けとなりました。米国債利回りはプラス圏での推移となりましたが、ユーロに対する買い戻しの動きが強まったことなどを背景に、ドルに対する売りが意識されました。ただ、全体的には大きな動きにはなっておらず、方向感を探る状況となっています。ユーロ/ドルは1.05ドル台半ばまで上昇し、ポンド/ドルは1.22ドル台半ばから後半での推移となりました。円は円安基調が強まりました。ドル/円が135円台を回復しての動きとなり、クロス円も軒並み上昇する展開となっています。リスク志向の動きが強まったことで円に対する売り圧力が強まる流れとなっています。円は主要通貨に対して全般的に売られる展開となりました。ユーロ/円は142円台後半、ポンド/円は165円台後半でそれぞれ推移しています。






モーニングレポート 2022.6.24

調整の動きで、円高基調
為替相場では、ドルインデックスが堅調地合いで推移。米国債利回りは低下していますが、欧州債利回りが大幅低下となったことでユーロに対する売り圧力が強まり、反射的にドルに対する買い意欲を強める展開となっています。ユーロ/ドルは一時1.05ドルを割り込んでの推移となっています。ただ、全体的にはまちまちでの動きであり、方向感は見えにくい状況となっています。円は円高基調となって推移。ここまでの上昇に対する調整の動きが意識される中でドル/円が135円台を割り込む動きとなっており、クロス円もつれ安となっています。ユーロ/円やポンド/円は一時2円以上の下落となるなど、売り圧力が強まる流れとなっています。円は主要通貨に対して買われやすい地合いとなりました。






モーニングレポート 2022.6.23

ドルインデックスは上値重い
為替相場では、ドルインデックスが上値の重い展開となっています。米国債利回りが大幅に低下する中でドルに対する売りの流れが強まっています。ユーロ/ドルは一時1.06ドルを回復しての動きで、目先は1.05ドル台半ばでの推移となっています。ただ、ポンド/ドルは1.22ドル台半ばでの推移となり、上値の重い展開となっています。全体的にはやや方向感の見えにくい展開となっています。一方、円はやや円買いの流れとなりました。ユーロ/円はしっかりとした動きとなりましたが、ドル/円は136円台前半での推移となっており、クロス円も全体的にはやや円買いの流れとなっています。米株の上値が抑えられたことで、円に対する調整の買い戻しの動きが強まる状況となっています。






モーニングレポート 2022.6.22

ドル/円は24年ぶりの円安水準
為替相場では、ドルインデックスがやや上値の重い展開となっています。米国債利回りは上昇したものの、ここまでのドル買いに対する調整の動きが意識される中で上値を抑えられています。ECBの金融政策に対する思惑などからユーロがしっかりとした動きとなっており、ドルの上値を抑えています。また、安全資産としてのドル買いへの修正の動きも意識されています。円は大幅下落となって引けています。日米金利差への思惑などを背景に、円売りの流れが継続しており、ドル/円は24年ぶりの円安水準まで上昇しています。株高を受けた円安も意識されており、上値を拡大する展開となっています。一方、クロス円も上昇基調が意識されており、円は主要通貨に対して売られやすい地合いとなっています。






モーニングレポート 2022.6.21

対ユーロ、対ポンドでも利回り差で円安進行
為替相場では、ドルインデックスが上値を抑えられる展開となっています。米国市場が休場となる中で大きな動きにはなりにくい展開となりましたが、欧州株式市場が上昇し、欧州債利回りが上昇したことでユーロに対する買いの動きが意識され、ドルの上値が抑えられる展開となっています。現状ユーロ/ドルは1.05ドル台を回復しての動きとなっています。ただ、積極的に買い進む展開にはなっておらず、1.05ドル台前半での推移となっています。また、ポンド/ドルは1.22ドル台半ばまで上昇する展開となっています。






モーニングレポート 2022.6.17

米株安を背景に、ドルインデックス大幅下落
為替相場では、ドルインデックスが大幅下落となって推移しています。米国債利回りの大幅低下などを背景に、ドルに対する売り圧力が強まる展開となっています。英国の金融政策に対する思惑などもドルの上値を抑える展開となっています。ユーロ/ドルは1.05ドル台半ば、ポンド/ドルは1.23ドル台半ばといずれも100bpの上昇を見せています。円は全体的にはまちまちでの推移。ドルインデックスの下落を背景にドル/円が下値を拡大し、132円台前半まで1円以上押し込まれる流れとなっています。株安を受けた円買いの流れも意識されてクロス円も上値の重い展開となりましたが、ポンド/円は163円台前半で底堅い動きとなって推移しています。






モーニングレポート 2022.6.16

FOMCを経て、ドル/円急落
為替相場では、ドルインデックスが下落。FOMCを挟んで前営業日終値を挟んでの動きが展開されましたが、その後は米国債利回りの大幅低下や米株の上昇を受けた安全資産としてのドル買いが修正されたことなどを背景にドル買いに対する調整の動きが強まりました。ユーロ/ドルは一時1.04ドルを割り込みましたが持ち直し、1.04ドル台半ばでの推移となっています。また、ポンド/ドルも1.21ドル台後半にまで上昇しており、200bp近い上昇となりました。円は全体的にはまちまちでの推移。ドルインデックスの下落を背景にドル/円が上値を抑えられる一方、ポンド/円などは底堅い動きが展開されており、方向感の見えにくい状況となっています。クロス円はユーロ/円が下落したものの、米株高などを背景に全体的には円が売られやすい地合いとなっています。ドル/円は135円台での推移から一時133円台中盤まで下落するなど、円買い圧力が強まりました。