米国株式市場はグッドフライデーのため休場(4.7 NY時間)
先週末のNY市場はグッドフライデーのため、株式市場は休場となりました。欧州市場なども休場となっています。
米国債市場はグッドフライデーのため短縮取引となりましたが、米雇用統計が発表されており、非農業部門雇用者数が市場予想を上回ったことや失業率も市場予想よりも良かったことなどを受けて米国の金融引き締めに対する思惑が強まり、短期債利回りを中心に大幅上昇となりました。2年債利回りは15bpに迫る上げ幅となり、2年債利回りと30年債利回りの逆イールドが拡大する展開となりました。米10年債利回りは3.39%台前半、30年債利回りは3.60%台半ばから後半でそれぞれ引けました。
為替相場 – 米雇用統計を好感、ドル買い円安に
為替相場では、ドルインデックスが上昇して引けました。米国債利回りの上昇が意識され、ドルに対する買い意欲が強まる展開となりました。ただ、欧米の株式市場などが休場となる中で、大きな動きとはなりませんでした。ユーロ/ドルは1.09ドル台前半、ポンド/ドルは1.24ドル台前半でそれぞれ引けました。
円は軟調地合いでの引けとなりました。米雇用統計を受けてリスク志向の動きが展開される中で円売り圧力が強まりました。ドルインデックスの堅調地合いを背景にドル/円が132円台を回復する動きとなり、クロス円も底堅い動きが展開されました。ドル/円は132円台前半、ユーロ/円は144円台前半、ポンド/円は164円台前半でそれぞれ引けました。
ドル/円・ボリンジャーバンド –小動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限から調整の動きが入ったものの、下値の堅さが意識される展開となり、狭いレンジでの動きが展開されています。目先はバンドの+1σを意識しての動きであり、方向感の見えにくい流れが継続しています。ここから再度バンドの上限を目指すのか、中心線まで下落するのかで流れが変わりますが、レンジでの動きが継続する可能性が高いため、いずれはバンドの中心線を目指す展開を意識しておく必要がある局面だといえます。
現状、バンドの上下限中心線が上昇基調となっており、トレンドそのものは上向きです。下値の堅さが意識される展開であり、再度バンドの上限まで上昇する可能性は高いといえます。ただ、バンドブレイクからバンドウォークといった動きにはなりにくいところであり、仮にバンドの上限まで上昇してもそこでは抑えられる可能性が高い流れだといえます。