EA-BANK モーニングレポート
ダウ大幅下落も反転、34000ドル回復(4.25 NY時間)
昨日のNY市場では、米株がプラス圏での引けとなりました。朝方は米国の金融引き締めに対する思惑からリスク回避的な動きが強まり、ダウが480ドル安水準まで下落しました。しかし、売り一巡後はここまでの急落に対する買い戻しの動きが意識され持ち直す展開となりました。特に米国債利回りの低下を眺めたハイテク銘柄に対する買い戻しの動きが強まりました。結局ダウは230ドル高水準となり、34000ドル台を回復しての引けとなりました。
米国債市場では、利回りが低下。朝方から米株の軟調地合いや調整の動きが意識され利回りは大幅下落となりました。しかし、その後の米株が反転したことを受け下げ幅は縮小しています。米10年債利回りは2.81%台、30年債利回りは2.88%台での推移となっています。一時10年債利回りが2.80%を割り込む動きもあり、債券に対する買い戻しの動きが強まりをみせているといえます。
為替相場 – ドルインデックス上昇基調、円底堅い
為替相場では、ドルインデックスが上昇基調を維持。米国債利回りは大きく低下したものの、米国の金融引き締めに対する思惑からドルの先高観が強まる展開が継続しています。特に対ポンドなどでのドル買いの流れが強まる展開となり、ポンド/ドルは一時1.27ドルを割り込む動きとなりました。また、ユーロ/ドルも一時1.07ドルを割り込むなど警戒感が強まっています。
円は全体的に買われやすい地合い。朝方の米株安などを眺めて円に対する買い戻しの動きが強まる展開となりました。その後米株の持ち直しを眺めて円買いに対する修正の動きが見られ、ドル/円は128円を回復しています。クロス円も全体的に上値が重く、円高基調が維持される展開となりました。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 持ち直し
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限から持ち直しての動きで、目先はバンドの中心線を抜けて上値を拡大する展開となっています。このままバンドの上限まで上昇する可能性も十分にあるでしょう。バンドの上限まで上昇した場合はそこでバンドブレイクとなるか、上限で抑えられるかがポイントとなりそうです。
現状、バンドの上下限中心線が横ばいでの動きとなっています。バンド幅も比較的広いためレンジ圏での動きが意識されやすいところです。バンドの上限まで上昇してそこで抑えられて調整の動きが入るといった展開が想定されます。