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- 8.23
FX×EA(MT4)トレーダーのためのモーニングレポート
米株、35000ドルを回復(8.20 NY時間)
先週末のNY市場は、米株が上昇しての引け。デルタ変異株の感染拡大に対する警戒感が意識される一方、早期の金融引き締めに対する思惑が若干後退して下値を支えました。また、直近の下落を眺めての押し目買いの動きが意識され、ダウは220ドル高水準となり、35000ドルを回復しての引けとなりました。
一方、米国債市場は利回りがまちまち。デルタ変異株の感染拡大を受けての早期の金融引き締めに対する思惑が後退したことや米経済の足元に対する懸念から上値を抑えられる場面もありましたが、米株の大幅上昇などが意識され、債券に対する売り圧力が強まりました。ただ、全体的には大きな動きとはなっておらず、10年債利回りは1.25%台へと上昇しましたが、30年債利回りなどがマイナス圏での引けとなっています。
為替相場 – 米株の上昇基調を眺め、円軟調
為替相場は、ドルインデックスが小幅に下落。米国債利回りは全体的に底堅い動きが意識されましたが、デルタ変異株の感染拡大を受け、早期の金融引き締め観測を受けたドル買いの流れが一服し、上値を抑えられる展開となっています。ただ、ポンドは小売売上高の減少などを背景に上値を抑えられています。
一方、円は全体的に軟調地合い。米株の上昇基調を眺め、リスク志向の動きが意識されたことに伴う円売りの流れが強まる展開となっています。ただ、ドル/円が直近の上昇に対する調整の動きを見せたことで、クロス円もやや伸び悩む展開となっています。そうした中でユーロ/円はしっかりとした動きが見られました。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 狭いレンジで方向感探る
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限から下落基調となり、バンドの中心線で支えられる動きも見られましたが、目先は中心線を抜けて下落しています。ただ、バンドの下限では支えられており、目先はバンドの中心線まで押し戻しています。狭いレンジでの動きが意識されており、方向感の見えにくい流れとなっています。
現状、バンド幅が縮小傾向を強めており、バンド幅も狭いので市場にはエネルギーが蓄積されている状況です。大きな動きとなる可能性が高まっており、バンドの上限もしくは下限での動きには注意が必要でしょう。目先はバンドの中心線を意識しての動きであり、方向感を探る展開となっています。しばらくはレンジ圏での動きが意識されるのではないでしょうか。