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- 8.19
FX×EA(MT4)ユーザーのためのモーニングレポート
米株が大幅続落(8.18 NY時間)
昨日のNY市場は、米株が大幅続落。ダウは朝方にプラス圏に浮上する場面もありましたが、FOMC議事要旨を受けて売りの流れが強まる展開となっています。緩和縮小に対する見解が分かれているものの、ほとんどの参加者が年内の実施が適切と主張していることを背景に、リスク回避的な動きが強まる展開となっています。ダウは引けにかけて下値を拡大する展開で380ドル安水準となって引けており、35000ドルを割り込む動きが展開されました。
一方、米国債市場は小幅まちまち。FOMC議事要旨で金融緩和の縮小に関して、来年が適切と一部のメンバーが主張したことで、直近の当局関係者のタカ派的な発言が巻き戻される動きとなっています。米10年債利回りは一時1.29%台中盤から後半での推移となりましたが、その後は上値を抑えられて現状1.27%前後を推移しています。前営業日比で小幅に上昇していますが、上値は抑えられる動きとなっています。
為替相場 – 要人発言により、円一進一退
為替相場では、ドルインデックスがほぼ変わらず。米国債利回りが上値を拡大したことでドル買い圧力が強まる場面もありましたが、米国債利回りの上値が抑えられたことで売りの流れが意識され、目先は前営業日終値付近を推移しています。方向感の見えにくい展開であり、様子見ムードが強まる局面となっています。
一方、円は全体的には軟調地合い。対ドルで110円台を回復する動きとなった事など背景に、クロス円も底堅い動きが展開されています。ただ、米株が下げ幅を拡大したことで円に対する売りの流れも一服し、ドル/円、クロス円ともに上値の重い展開となっています。ドル/円も110円を割りこみ、109円台後半を推移しています。ポンドがやや買い優勢の流れとなって151円を回復しての動きとなっていますが、全体的には様子見ムードといえそうです。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 上昇一服から売り優勢の流れ
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限を意識しての動きから調整の動きが入り、一時バンドの中心線で支えられる動きを見せましたが、目先は中心線を抜けて下落しての動きとなっています。バンドの下限まで下落する可能性も十分にあるので注意が必要でしょう。
現状、バンドの上限が下落に転じており、下限が上昇していることでバンド幅が縮小傾向です。市場には徐々にエネルギーが蓄積されていますが、まだバンド幅は広く、バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくいところではないでしょうか。バンドの下限まで下落してもそこでは支えられるのではないかとみています。