モーニングレポート 2023.12.04
ドルインデックスは下落
為替相場はドルインデックスが下落しての引けとなっています。米国債利回りが大幅低下となる中で、ドルに対する売り圧力が強まる展開となっています。ただ、ユーロ/ドルは小幅に下落するなどECBの金融政策に対する思惑などを背景にユーロに対する売りの流れも展開されています。ユーロ/ドルは1.08ドル台後半、ポンド/ドルは1.27ドル台前半でそれぞれ引けました。
一方、円は買い優勢の流れとなりました。米国債利回りの大幅低下を眺めてドル/円が1円以上の下げとなっており、クロス円もつれ安となりました。パウエルFRB議長の発言を受けて米国の利上げ局面は終了したとの見方が強まっており、ドルの下落を背景とした円の買い戻しの流れが強まりました。ドル/円は146円台後半、ユーロ/円は159円台半ばから後半、ポンド/円は186円台半ば、豪ドル/円は98円台前半で、それぞれ引けました。