モーニングレポート 2021.11.29
原油安で資源国通貨が軟調、円独歩高
為替相場では、ドルインデックスが大きく下落。96台は維持したものの、前半まで押し込まれています。米国債利回りの大幅低下を眺めてドルに対する売り圧力が強まる展開となっています。安全資産としてのドル買いも散見されましたが、上値は重く、押し込まれました。ユーロ/ドルは1.13ドルを回復しての動きとなっています。ただ、原油価格の急落などを眺めて資源国通貨である豪ドルは上値の重い展開となり、00.71ドル台前半での推移となりました。一方、円は急騰。リスク回避的な動きが強まったことで、ここまでの円売りに対する巻き戻しの動きが意識され、円は主要通貨に対して独歩高となっています。ドル/円は2円近い下落となり、113円台半ばまで下落しています。ポンドや豪ドルも2円以上の下げ幅となるなど、クロス円も全体的に大きく下落する展開となりました。