モーニングレポート 2023.2.23
米金利の先高観が強まり、ドル堅調
為替相場では、ドルインデックスが続伸。米国債利回りは低下しているものの、米国の金融政策に対するタカ派的な思惑が強まる中でドルに対する買い優勢の流れとなっています。また、ビルロワドガロー仏中銀総裁が利上げに関して、9月まで毎回実施する義務はないなどと発言したことで、ユーロの上値が抑えられました。現状ユーロ/ドルは1.06ドル台前半、ポンド/ドルは1.20ドル台半ばでそれぞれ推移しています。円は買われやすい地合いとなっています。ドル/円が小幅に下落する中でポンド/円が1円超の下落となるなど下値を拡大する展開となっています。円に対する買い戻しの動きが強まる中でドル/円、クロス円ともに上値の重さが意識される展開となっています。ただ、積極的に売り込む展開にはなっておらず、ドル/円も目先は持ち直し基調となっています。現状ドル/円は134円台後半、ユーロ/円は143円台前半、ポンド/円は162円台半ばでそれぞれ推移しています。