モーニングレポート 2023.5.24
米経済の先行き懸念も、ドル堅調
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米国の金融引き締めに対する思惑からドルに対する買い意欲が強まる展開となっています。米国債利回りの低下などを眺めて上値を抑えられる場面もありましたが、安全資産としてのドルに対する買い意欲が意識されてプラス圏での動きが維持されました。ユーロ/ドルは1.07ドル台後半、ポンド/ドルは1.24ドル台前半でそれぞれ推移しています。円はやや買われやすい地合い。ドルインデックスの上昇を受けてドル/円は底堅い動きが展開されましたが、米国債利回りの上値が抑えられたことや、米株の下落などを受けて円買い圧力が強まりました。ドル/円は前営業日比ほぼ変わらずの水準で推移していますが、クロス円はリスク回避的な動きの強まりを背景に上値を抑えられています。現状ドル/円は138円台半ば、ユーロ/円は149円台前半、ポンド/円は172円台前半でそれぞれ推移しています。