モーニングレポート 2023.6.21
株安を背景にしたポジション調整により、円堅調
為替相場では、ドルインデックスが小幅に上昇。欧州債利回りの大幅低下などを眺めてユーロに対する売り圧力が強まり、ドルの下値が支えられる展開となりました。ただ、米国債利回りが低下したことを背景にドルに対する売りも強まっており、前営業日終値を挟んでの動きが展開されました。ユーロ/ドルは1.09ドル台前半、ポンド/ドルは1.27ドル台半ばでそれぞれ推移しています。円は買い優勢の展開。米株の軟調地合いなどを背景にリスク回避的な動きが展開される中、円に対する買い意欲が強まりました。ポンド/円などは1円超の下落となるなど下値を拡大しており、円は主要通貨に対して買われる流れとなっています。現状ドル/円は141円台半ば、ユーロ/円は154円台半ば、ポンド/円は180円台半ばでそれぞれ推移しています。