モーニングレポート 2023.7.19
ECBの利上げ観測後退で、円堅調
為替相場では、ドルインデックスが小幅に上昇。米短期債利回りが上昇に転じたことでドルに対する買いが展開されました。また、ECBの利上げ観測がやや後退しており、ユーロ/ドルの上値が抑えられたことでドルの下値が支えられました。ただ、大きな動きにはなっておらず、ユーロ/ドルは1.12ドル台前半、ポンド/ドルは1.30ドル台前半から半ばでそれぞれ推移しています。円はまちまちでの推移。ドル/円はドルインデックスの堅調や米株の上昇などを背景に底堅い動きとなりましたが、ポンド/円などが下落しており、全体的には方向感の見えにくい流れとなっています。植田日銀総裁が『持続的・安定的な2%のインフレ達成にはまだ距離がある』と発言したことも円買いの流れを後押ししました。現状ドル/円は138円台後半、ユーロ/円は155円台後半、ポンド/円は180円台後半でそれぞれ推移しています。