モーニングレポート 2021.12.14
ドル、円、共に底堅い
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米国債利回りは低下していますが、欧州でのオミクロン株拡大の流れが嫌気されてユーロやポンドに対する売りの流れが意識され、さらに原油安を背景に豪ドルなども上値を抑えられる展開となりました。ユーロ/ドルは1.13ドルを割り込んでの推移であり、ポンド/ドルも1.32ドル台前半での推移となっています。円はまちまちでの推移。ドルインデックスの上昇を眺めてドル/円が底堅い動きとなる一方で、株安を背景にクロス円が軟調地合いとなっています。全体的には円に対する買い戻しの動きが意識されており、ドル/円もプラス圏での動きを維持しているものの、上値の重さが意識されています。豪ドル/円は81円を割り込んでの動きとなるなど、警戒感が強まる局面といえます。