モーニングレポート 2022.412

ドル底堅く、円独歩安基調継続
為替相場では、ドルインデックスが底堅い動き。米長期債利回りの上昇などを背景にドルに対する買い意欲が根強く、堅調地合いを維持しています。ただ、米国の消費者物価指数の発表を控えていることで、結果を見極めたいとの思惑からも、全体的にはやや方向感の見えにくい展開となっています。ユーロ/ドルやポンド/ドルは大きな動きにはなっていません。一方、円は全体的に軟調地合い。ドル/円が125円を突破して上値を拡大する展開となったことなどを眺めてクロス円も上昇基調となっており、円は対主要通貨で独歩安基調となっています。ドル/円は一時125円台後半まで上昇しており、買い優勢の流れが継続しています。目先は調整の動きが入っていますが、125円台前半から中盤での動きであり、下値の堅い展開となっています。






モーニングレポート 2022.411

日銀の金融政策の弱さから、円安継続
為替相場では、ドルインデックスが小幅に上昇。米国債利回りの上昇などと背景に、ドルは底堅い動きが展開され、ドルインデックスは一時100を超える動きとなりました。しかし、ここまでの上昇に対する調整の動きに上値が抑えられ、上げ幅を縮小しての引けとなりました。ドルは対ポンドでは買い意欲が強まったものの、その他の通貨に対しては全体的に小動きで、方向感の見えにくい様子見ムードとなりました。一方、円は全体的に軟調地合い。ポンドに対する売り圧力が強まる中でポンド/円は下落しましたが、ドル/円は底堅い動きから124円を突破しての動きとなり、ユーロ/円も135円台での推移となっています。ポンド/円は162円を割り込んでの推移となりましたが、日銀の金融政策に対する思惑から円売りの流れが継続しており、円安基調が維持されやすい局面となりました。






モーニングレポート 2022.4.8

様子見ムードも、円安再燃か
為替相場では、ドルインデックスが続伸。米長期債利回りの上昇や、利上げに対する思惑などから底堅い動きが継続されています。ただ、ここまでの上昇に対する調整の動きなどもあり、積極的に買い進まれる動きにはなっていません。ECBの金融引き締めに対する思惑から一時ユーロ/ドルが持ち直す動きとなりましたが、NY時間に入り上値を抑えられる展開となっています。結局ユーロ/ドルは1.09ドル割れの水準で推移しています。また、ポンドに対する買い戻しの動きもみられ、ポンド/ドルは小幅に上昇し、1.30ドル台後半での推移となっています。円はまちまちでの推移。ドル/円が124円を意識しての動きとなるなど、底堅い動きが展開されていますが、クロス円はオセアニア通貨が軟調となるなどまちまちとなっています。全体的には大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが強まっています。ただ、米株が押し戻したことで円に対する売りが意識されやすい状況となっています。






モーニングレポート 2022.4.7

米早期利上げ期待からドル上昇
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米長期債利回りの上昇や、利上げに対する思惑などから底堅い動きとなっています。朝方はFOMC議事要旨発表を控えて前営業日終値を意識した動きとなっていましたが、発表後はドル買い圧力が強まる流れとなっています。ユーロ/ドルは1.09ドルを割り込む動きとなっており、下値を拡大しています。ポンド/ドルなども大きな動きにはなっていないものの、上値が抑えられています。円はまちまちでの推移。ドル/円が123円台後半まで上昇したことなどを受けてユーロ/円なども底堅い動きとなりましたが、商品価格が原油を中心に大幅下落となる中でオセアニア通貨などが軟調地合いとなっており、豪ドル/円などが上値を抑えられました。全体的にはやや方向感の見えにくい展開となっています。






モーニングレポート 2022.4.6

ドル堅調、円独歩安
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米国債利回りの大幅上昇を背景に、ドルに対する買い意欲が強まる展開となっています。ユーロ/ドルは1.09ドル割れ寸前まで押し込まれており、ポンド/ドルなども1.31ドルを割り込み、1.30ドル台後半での推移となっています。ドルインデックスは99台半ばでの推移となっており、堅調地合いが継続する流れとなっています。一方、円は軟調地合い。ドル/円が123円台を回復し、123円台半ばまで上げ幅を拡大したことで、クロス円も上昇基調を強める展開となっています。ユーロ/ドルの軟調地合いを眺めてユーロ/円は伸びを欠きましたが、豪ドル/円などは1円以上の上昇となっています。日銀の金融政策に対する思惑から、円に対する売り圧力は根強く、主要通貨に対して独歩安となっています。






モーニングレポート 2022.4.5

ドルインデックスは上昇も、様子見ムード
為替相場では、ドルインデックスが上昇。ユーロに対する売り圧力が強まったことで、ドルが反射的に上昇する形となっています。ただ、全体的には大きな動きにはなっておらず、ポンド/ドルなどは1.31ドルを回復するなど、小幅に上昇しての推移となっています。ユーロ/ドルは1.10ドルを割り込むなど売り圧力が強まりました。一方、円は軟調地合い。日銀の長期金利上昇抑制策に対する思惑や、ドル買いの強まりなどを背景に円安基調が強まっています。米株の底堅い動きを背景としたリスク志向の動きも円売りの流れを強めました。ドル/円は122円台後半での推移となっており、クロス円も全般的に堅調地合いとなっています。ただ、ユーロに対する売りの流れが強まったことでユーロ/円は下落となっています。






モーニングレポート 2022.4.4

米雇用統計を背景に、円独歩安
為替相場では、ドルインデックスが続伸。米雇用統計は堅調との見方や、米国の金融引き締めに対する思惑から、ドル買い優勢の流れとなりました。ドルは特に対円で上昇基調を強め、対ユーロ、対ポンドでもしっかりとした動きが展開されています。ユーロ/ドルは1.10ドル台中盤、ポンド/ドルは1.31ドル台前半での推移となっています。一方、円は軟調地合い。米雇用統計を受けて米国の金融引き締めに対する思惑が強まり、日米の金利差の拡大が意識される展開からドル/円が上昇基調を強める流れとなっています。ドル/円は122円台半ばまで上昇しており、クロス円もそれにつれる形で上昇基調となりました。ユーロ/円は135円台を回復し、ポンド/円も160円台半ばまで上昇しています。円は対主要通貨で独歩安となっており、先行きに対する警戒感も強まっています。






モーニングレポート 2022.4.1

ドルインデックスが上昇
為替相場では、ドルインデックスが上昇。インフレに対する警戒感が根強く、ユーロに対する調整売り圧力が強まりドルに対する買い戻しが展開されました。現状ユーロ/ドルは1.100ドル台中盤、ポンド/ドルは1.31ドル台前半から中盤での推移となっています。円は買われやすい地合いを継続。リスク回避的な動きが強まる中で円に対する買い戻しの動きが強まる流れが継続しています。ドル/円が121円台中盤から後半での動きとなっており、クロス円も全体的に上値の重い展開となっています。ドル/円に関しては125円が目先の高値と意識され上値の重い流れとなっています。






モーニングレポート 2022.3.31

商品価格の少々を背景に、円底堅い
為替相場では、ドルインデックスが下落しての推移となっています。円に対する買い戻しの動きが継続していることや、ECBの利上げに対する思惑などからユーロが大きく買われたことなどを背景にドルの上値が抑えられる展開となっています。ドルインデックスは98を割り込む動きとなるなど下値を拡大しています。ユーロ/ドルは1.11ドル台中盤で、ポンド/ドルは1.31ドル台前半から中盤での推移となっています。一方、円は買われやすい地合いを継続しています。リスク回避的な動きが強まる中で円に対する買い戻しの動きが強まる局面となっています。ドル/円が122円を割り込む動きとなり、クロス円も全体的に軟調地合いとなっています。円は対主要通貨に買われやすい地合いとなりました。ユーロ/円は136円を割り込む動きとなっています。






モーニングレポート 2022.3.30

インフレ懸念の緩和による円買い加速
為替相場では、ドルインデックスが下落。対円でのドル売りの流れが強まる中でドルの上値が抑えられています。リスク回避的な動きが和らいだことで安全資産であるドルに対する買い意欲が低下していることや、インフレ懸念の後退などがドル売り圧力を強める展開となっています。一方、円は全体的には買われやすい地合い。ユーロ/円は底堅い動きを見せたものの、ドル/円、クロス円は概ね下落する展開となっています。ドル/円が一時122円台を割り込む動きとなるなど円買い圧力が強まる流れとなっています。ポンド/円も161円を割り込んでの推移であり、円安に対する調整の動きが急速に強まる展開となりました。






モーニングレポート 2022.3.29

金融政策の弱さから、円独歩安
為替相場では、ドルインデックスが上昇。円に対する売り圧力が強まったことでドルの下値が支えられる展開となっています。また、ポンドに対する売りの流れが強まっており、ポンド/ドルは1.31ドルを割り込んでいます。一方、ユーロ/ドルは大きな動きにはなっておらず、方向感の見えにくい流れとなっています。円は大幅下落となっています。ドル/円が一時125円台まで上昇するなど、日米の金融政策の違いなどを眺めた円売りの流れが強まりました。上昇一服後は利食い売りにより急激に押し戻される展開となりましたが、ドル/円は123円台後半での推移となっています。クロス円も全体的に上昇基調を強め、円は主要通貨に対して独歩安となっています。ユーロ/円は136円台、ポンド/円は162円台での推移となっています。






モーニングレポート 2022.3.28

ポジション調整加速で、円独歩高
為替相場では、ドルインデックスが前営業日比変わらずでの引けとなりました。米国債利回りが大幅上昇となる中で底堅い動きが展開されましたが、ここまでの上昇に対する調整の動きなどが意識される状況で、特に対円でドルは上値が抑えられる展開となりました。全体的には大きな動きにはなっておらず、方向感の見えにくい状況です。ユーロ/ドルは1.09ドル台後半で、ポンド/ドルは1.31ドル台後半での推移となっています。一方、円は堅調地合いとなっています。ダウが底堅い動きとなっており、リスク回避的な動きは強まっていませんが、ここまでの円安に対する調整の動きが意識される中でドル/円、クロス円ともに円買い圧力が強まる展開となっています。円は対主要通貨で独歩高となりました。ドル/円は122円台前半、ユーロ/円は134円台前半でそれぞれ引けました。






モーニングレポート 2022.3.25

米株反転上昇で、ドル高円安
為替相場では、ドルインデックスが小幅に上昇。米国債利回りの堅調などが意識され、ドル買い優勢の流れとなっています。ただ、大きな動きにはなっておらず、方向感は見えにくい状況です。底堅い動きが継続するかどうかに注目です。ユーロ/ドルは1.10ドルを挟んでの動き、ポンド/ドルは1.31ドル台後半での推移となっています。ややドル買いの動きではありますが、豪ドル/ドルが0.75ドル台を回復するなどまちまちでの推移となっています。一方、円は軟調地合いを継続。ドル/円が122円台前半での推移となるなど円に対する売り圧力がくすぶる展開です。米株の上昇を背景にリスク志向の動きが強まり、円に対する売りが意識されやすい地合いとなったことも円売りの流れを加速させました。ユーロ/円は134円台半ばまで、ポンド/円は161円台前半まで上げ幅を拡大する展開となっています。






モーニングレポート 2022.3.24

政情不安によりドル、円底堅い
為替相場では、ドルインデックスが小幅に上昇。米国債利回りの大幅低下などを受けて上値を抑えられる場面もありましたが、欧州のエネルギー問題に対する警戒感などからユーロやポンドなどが上値を抑えられる展開となり、ドルの下値を支えました。現状ユーロ/ドルは1.1010ドル前後、ポンド/ドルは1.3200ドル前後を推移しています。円はまちまちでの推移。ドルインデックスの上昇を眺めてドル/円が121円台を再度突破する動きとなるなど、円に対する売り圧力が根強い状況です。中銀の金融政策の違いなどが依然として意識されています。ただ、ユーロやポンドは上値の重い展開、ポンド/円は160円を割り込んでの推移が展開されています。






モーニングレポート 2022.3.23

米株高を背景に、円独歩安
為替相場では、ドルインデックスが小幅に下落。米国債利回りは大幅上昇となりましたが、安全資産としてのドルに対する買い意欲が若干後退したことで上値を抑えられる展開となっています。ただ、前営業日終値を挟んでの小動きであり、方向感の見えにくい展開となっています。ユーロ/ドルは一時1.10ドルを割り込む動きを見せましたが、持ち直して1.10ドル台前半での推移となっています。また、ポンド/ドルは1.32ドル台を回復し、半ばまで上昇しています。一方、円は大きく売られる展開となっています。中銀の金融政策の違いに伴う円売りの流れが意識される中で米株高となっており、円売り圧力が高まる局面となっています。ドル/円が一時121円台に乗せるなど円安方向が強まっています。また、クロス円も軒並み大幅上昇となっており、ポンド/円は160円台を回復する流れとなっています。円は対主要通貨に独歩安となっており、大幅下落となりました。






モーニングレポート 2022.3.22

ドルインデックスは堅調地合い
為替相場では、ドルインデックスが堅調地合いで推移しています。パウエルFRB議長の発言を受けて米国債利回りが上値を拡大したことなどを背景に、ドルに対する買い意欲が強まっています。さらに米株安を受けてリスク回避的な動きが意識され、安全資産としてのドルに対する買い圧力が高まっています。ユーロ/ドルは1.10ドル台前半での推移となっており、また、豪ドル/ドルは0.74ドル台を割り込む動きが展開されています。ただ、ポンド/ドルは底堅い動きとなり、プラス圏での推移となりました。一方、円は全体的には軟調地合いとなっています。ドル/円が底堅い動きを見せたことでクロス円の下値も支えられる展開となっています。リスク回避的な動きが強まったものの、円に対する買い意欲はそこまで強まっておらず、全体的には円売り優勢の局面となりました。ドル/円は119円台半ばまで上昇する展開となっています。






モーニングレポート 2022.3.21

ドルインデックスは堅調地合い
為替相場では、ドルインデックスが堅調地合いで引けています。米長期債利回りは低下しているものの、米国の金融引き締めに対する思惑から短期債利回りが上昇基調を強めたことがドルの下値を支える展開となっています。ドルインデックスは98台を回復しての推移となっています。ユーロ/ドルは1.10ドル台半ばまで下落する展開となっています。ただ、ポンドに対する買い意欲の強まりからポンド/ドルが1.31ドル台後半まで上昇するなど、ドルインデックスの上値は抑えられました。一方、円はまちまちでの推移となりました。日米の金融政策発表を受けてドル/円は上昇基調を強めており、一時119円台半ばまで上昇しました。その後は調整の動きに上値を抑えられたものの、119円台を維持しての動きであり、底堅い動きが展開されました。一方、クロス円はユーロ/円が軟調地合いとなったものの、小幅安となっており、ポンド/円は1円以上の上昇となって157円台を回復しての引けとなりました。






モーニングレポート 2022.3.18

ドル売り、円売り強まる
為替相場では、ドルインデックスが軟調地合い。一時98を割り込む水準での推移となるなど、安全資産としてのドルに対する買いの動きに対する調整が強まっています。ユーロ/ドルは一時1.11ドルを回復し、目先は1.10ドル台後半での推移となっています。また、豪ドル/ドルも上値を拡大する展開で0.73ドル台後半まで上値を拡大しています。ただ、ポンドは追加利上げ観測が後退したことでやや上値を抑えられています。一方、円はドル/円が小幅に下落する一方、クロス円は全体的に上昇する流れとなっています。米株の大幅上昇などを背景にリスク志向の動きが強まり、円に対する売りの流れが強まる展開となっています。ドル/円も下値は堅く、118円台半ばでの動きとなっています。ユーロ/円は131円台中盤まで上昇し、豪ドル/円も87円台半ばでの推移となっています。ドル売り、円売りの流れが強まる局面となっています。