モーニングレポート 2022.6.10
ドルインデックス上昇基調強め、ドル/円買い優勢
為替相場では、ドルインデックスが上昇基調を強める展開となっています。米国の金融引き締めに対する思惑からドルに対する買いの流れが維持されています。欧州の利上げに対する思惑からユーロ/ドルが一時上昇する場面もありましたが、米短期債利回りの上昇などを背景にドルに対する買い戻しの動きが強まり、1.06ドル台前半での推移となっています。ポンド/ドルも売り優勢の流れとなっており、1.25ドルを割り込む動きが展開されています。円は全体的には買われやすい地合い。ドル/円は欧州時間帯に下げ幅を拡大する場面がありましたが、売り一巡後はドルインデックスの上昇などを背景に買い戻され、134円台半ばと前営業日終値を突破する水準まで持ち直しています。しかし、クロス円はリスク回避的な動きの強まりなどを背景に上値を抑えられる展開となっており、ECBの動きを意識して一時持ち直したユーロ/円も結局1円以上の下落となっています。