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- 8.24
EA/MT4×FXトレーダーのためのモーニングレポート
NASDAQが史上最高値を更新(8.23 NY時間)
昨日のNY市場は、米株が上昇。米国の早期金融引き締めに対する思惑が後退したことなどを背景に、リスク志向の動きが強まる展開となっています。ダウは210ドル高水準での引けとなり、NASDAQが史上最高値を更新して引けています。欧州株の上昇なども好感されましたが、デルタ変異株の感染拡大に対する懸念は根強いところとなっています。
一方、米国債市場は利回りがまちまち。米株の大幅上昇を眺めて債券に対する売りが意識される一方で、米国の金融政策に対する思惑から債券に対する買いも意識される状況となっており、方向感の見えにくい展開となりました。全体的に小動きであり、様子見ムードが強まる流れとなっています。
為替相場 – 株高で、ドル、円、共に軟調
為替相場では、ドルインデックスが大きく下落。米国債利回りが小幅まちまちとなる中で米国の金融政策に対する思惑から債券利回りの先行き低下が意識され、ドル売り圧力を強める展開となっています。また、株価の大幅上昇を受けて安全資産としてのドル買いの流れが巻き戻される展開となり、ドルインデックスは93を割り込む推移となっています。
一方、円は全体的に軟調地合い。ドルインデックスの大幅下落を眺めて、ドル/円は小幅に下落しての動きとなっていますが、リスク志向の動きの強まりを背景にクロス円は全体的に上昇する流れとなりました。豪ドル/円は79円台を回復しての動きであり、ポンド/円も150円を突破しての推移となっています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 売りの流れが継続
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限から持ち直す動きを見せたものの、バンドの中心線には届かずに下落する流れとなっています。目先はバンドの-1σを意識しての動きで下値を拡大し、日中安値を更新しています。大きな動きにはなっていないものの、売りの流れが継続する展開となっています。
現状、バンドの上下限中心線が下落する展開となっており、トレンドそのものが下向きとなっています。バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくいものの、上値を抑えられやすい形となっています。目先はバンドの-1σを意識しての動きですが、バンドの下限まで下落してもおかしくはないでしょう。全体的に上値は重く、仮に持ち直してもバンドの中心線では抑えられそうです。