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EA-BANK・モーニングレポート 6.2
米株は小幅まちまち(6.1 NY時間)
昨日のNY市場は、米国株式市場が小幅まちまちでの引けとなりました。ダウは朝方、ISM製造業景況指数の好調などを背景に買い進まれて300ドル超の上昇となりましたが、利益確定の動きや米国債利回りの上昇などを背景としたハイテク銘柄の売りなどに上値を抑えられ、結局40ドル高水準となって引けました。NASDAQはマイナス圏での引けとなっていますが、ダウがプラス圏での引けとなったことなどを背景に、積極的に下値を追う動きにはなりませんでした。
一方、米国債市場は小幅に上昇しての推移。インフレに対する思惑やダウの堅調地合いを背景に、債券に対する買い意欲が強まっています。ただ、米株の上値の重い展開や、米国の金融政策でテーパリングに対する警戒感が和らいでいることなどを受けて大きな動きにはなりませんでした。米10年債利回りは1.60%台を回復しての推移となっています。
為替相場 – ドルが小幅に上昇
為替相場は、ドルインデックスが小幅に上昇しての推移です。90には届いていませんが、米国債利回りの上昇などを背景に、ドルに対する買い意欲が根強い局面です。前営業日終値を挟んでの動きが展開されていますが、ポンドに対する調整売りの流れが意識される中で、ドルの下値が支えられました。
一方、円はやや買われやすい地合いとなっています。米株が小幅まちまちとなる中で大きな動きにはなりませんでしたが、ポンドに対する売りが意識され、ドル円やユーロ円などは小幅に下落しての推移です。ただ、ダウが小幅に上昇したことなどを受けて積極的に円を買う動きにはなっておらず、前営業日終値を意識しての動きが展開されています。
ドル円・ボリンジャーバンド – 小動き
ドル円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限から下落して一気にバンドの下限まで下落する動きとなっています。しかし、バンドブレイクからバンドウォークといった動きにはならず、持ち直し基調となっています。上昇の勢いは弱く、上げ下げを繰り返しながらの動きではありますが、中心線に届きそうな動きとなっています。中心線をブレイクするのか、それとも抑えられるのかで流れが変わってきそうです。
バンドの上下限中心線は下落基調となっており、トレンドそのものが下向きです。バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくいものの、バンドの中心線では抑えられて再度バンドの下限まで下落といった動きになりやすい形であり、戻り売り優勢の局面ということができそうです。