モーニングレポート 2023.6.16
ECBの金融引き締めを背景に、ユーロ急伸
為替相場では、ドルインデックスが下げ幅を拡大。米国債利回りが低下する一方、ECBの金融引き締めの動きを意識したユーロ買いの流れが強まる流れとなっており、ドルの上値を抑えています。現状ユーロ/ドルは1.09ドル台半ば、ポンド/ドルは1.27ドル台後半でそれぞれ推移しています。円は軟調地合い。ドルインデックスは下落しているものの、リスク志向の動きが展開されてドル/円も上昇し、一時141円台を突破する動きとなりました。米株高などを背景にした円売り圧力が強まりました。ただ、調整の動きが展開される中でドル/円が上げ幅を縮小しています。また、クロス円は大幅上昇となっており、ユーロ/円やポンド/円などは上げ幅が2円に迫る水準での推移となっています。ドル/円は140円台前半、ユーロ/円は153.55円前後、ポンド/円は179円台前半から半ばでそれぞれ推移しています。