モーニングレポート 2021.12.22
米株高騰で、円売り急進
為替相場では、ドルインデックスが小幅に下落。米国債利回りの上昇などを背景にドルに対する買いの動きが意識されましたが、米20年債入札の好調やポンドに対する買い戻しの動きなどが意識されたことでドルの上値が抑えられる展開となっています。ただ、全体的には大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが強まっています。ポンド/ドルは1.32ドル台半ばまで持ち直す流れとなっています。ちなみに、中銀が預金保護策を打ち出したことでトルコリラに対する買い意欲が急激に強まる流れとなっています。一方、円は軟調地合い。株価の大幅上昇などを受けたリスク志向の動きが意識され、円に対する売り圧力が強まっています。ドル/円は114円台を回復しての動きとなっており、ポンド/円は1円以上の上昇となって151円台を突破しての動きとなっています。円は主要通貨に対して売られやすい地合いとなっており、クロス円も全般的に底堅い動きが展開されています。