モーニングレポート 2022.9.20

全体的に様子見ムード継続
為替相場では、ドルインデックスが下落。米国債利回りは上昇しているものの、ECBの金融引き締めに対する思惑などからユーロを中心にドル売りの流れが意識される展開となっています。ただ、FOMCを控えていることで目先は大きな動きにはなっておらず、方向感の見えにくい流れとなっています。ユーロ/ドルは1.00ドル台前半、ポンド/ドルは1.14ドル台前半でそれぞれ推移しています。円は小幅に下落する展開となっています。ドル/円が143円台を回復する動きとなるなど、日米金利差の拡大に対する思惑や米株の上昇などを眺めて円売りの流れが強まりました。クロス円も底堅い動きが展開されましたが、全体的には様子見ムードが意識され、大きな動きにはなっていません。ドル/円は143円台前半、ユーロ/円は143円台半ばでの推移となっています。






モーニングレポート 2022.9.19

為替介入が意識され、円底堅い
為替相場では、ドルインデックスが小幅に上昇しての引けとなりました。米国債利回りの上昇などを背景に、ドルは底堅い動きが展開されています。ただ、ECBの利上げ加速に対する思惑や、ドルの買われ過ぎ感に対する調整の動きなども意識されており、上値は抑えられる展開となっています。ユーロ/ドルはパリティを挟んでの動きとなりましたが、結局1.00ドル台前半での推移となっています。また、ポンド/ドルは上値を抑えられて1.14ドル台前半でそれぞれ引けました。全体的にはやや様子見ムードが意識される展開となっています。円は買われやすい地合いとなりました。日銀のレートチェックなどを背景に介入に対する思惑が意識されており、円に対する買い戻しの動きが意識される展開となっています。ドル/円は143円台を割り込んでの引けとなっており、ポンド/円は1円を超す下げ幅となっています。株安なども円に対する買い戻しの動きを支える展開となっています。ユーロ/円は比較的下げ渋ったものの143円台前半での引けとなっています。






モーニングレポート 2022.9.16

為替介入の行方を睨み、対円は様子見ムード
為替相場では、ドルインデックスが堅調地合いで推移。米国債利回りの上昇などを眺めてドルに対する買い意欲がくすぶっています。ただ、ここまでの上昇に対する調整の動きも意識されており、上値は重い展開となっています。ポンド/ドルや豪ドル/ドルは下落していますが、ECBの金融引き締めに対する思惑から、ユーロ/ドルは堅調地合いとなって推移しています。現状、ユーロ/ドルはパリティを挟んでの動き、ポンド/ドルは1.14ドル台半ばでの推移となっています。円はまちまちでの推移。ドル/円やユーロ/円が底堅い動きとなる一方、ポンド/円などが上値を抑えられる展開となっています。介入に対する警戒感から円に対する買い戻しの動きが見られる一方、日米金利差の拡大に対する思惑から、ドル/円がしっかりとした動きとなり、クロス円も下値を支えられる展開となっています。ドル/円は143円台半ば、ユーロ/円は143円台半ばでの推移となっています。全体的には方向感の見えにくい流れとなっています。






モーニングレポート 2022.9.15

日米欧、金利差拡大による円安傾向根強い
為替相場では、ドルインデックスは軟調地合いで推移。米短期債利回りが上昇してドルの下値を支える一方、ECBの大幅利上げに対する思惑などが意識されており、ユーロに対する買いも見られています。ユーロ/ドルはパリティを挟んでの動きであり、やや方向感の見えにくい展開となっています。また、ポンド/ドルは小幅に買い戻される動きとなっており、1.15ドル台半ばでの推移となっています。全体的には調整の動きからややドル売りが意識されていますが、大きな動きにはなっていません。円は、日銀がレートチェックを実施したといった報道が意識され、円に対する買い戻しの動きが強まっています。ただ、日米金利差の拡大に対する思惑は根強く、一時142円台前半まで下落したドル/円も、目先は143円台前半まで押し戻されています。クロス円も全体的に円安修正の流れとなっていますが、特にユーロ/円は1円以上の下落となっています。現状、ドル/円は143円台前半、ユーロ/円は142円台後半での推移となっています。






モーニングレポート 2022.9.14

ドル/円は急騰も、クロス円は上値重い
為替相場では、ドルインデックスが急騰。米CPIを受けて米国債利回りが短期債を中心に大きく上昇、それを眺めドルに対する買いの流れが急速に進行しました。ユーロ/ドルはパリティを割り込む動きとなっており、ポンド/ドルも1.15ドルを割り込む展開となっています。ドルインデックスは110目前の水準まで上昇しており、ドル買いの流れが継続しています。円は、ドル/円が大幅上昇となる一方、クロス円は全体的に上値の重い展開となっています。ドルインデックスの上昇を背景に、ドル/円は144円台半ばまで上値を拡大する一方、リスク回避的な動きの強まりを眺めて円に対する買いの動きも意識されており、クロス円が上値を抑えられる展開となりました。ユーロ/円は144円台前半で、ポンド/円は166円台前半でそれぞれ推移しています。






モーニングレポート 2022.9.13

金利差拡大による円売り根強い
為替相場では、ドルインデックスが続落。ECBの金融引き締めに対する思惑などからユーロ/ドルが上昇基調を強め、ドルに対する売りの流れが強まりました。ドルインデックスは108台前半での推移となっています。米国債利回りは上昇したものの、ここまでのドル上昇に対する調整の動きが意識されてドルの上値が抑えられました。ユーロ/ドルは1.01ドル台前半、ポンド/ドルは1.16ドル台後半でそれぞれ推移しています。円は全体的に軟調地合い。ドルインデックスが大きく下落する中でドル/円はやや上値の重い展開となりましたが、米株の上昇や米国債利回りの持ち直しなどを眺めて上昇に転じ、142円台後半まで買い戻される展開となっています。一方、クロス円は大きく上昇しての推移となっています。ユーロ/円やポンド/円などは1円以上の上昇となるなど、円売り圧力が強まりました。






モーニングレポート 2022.9.12

日銀の口先介入で、一時的な円高か
為替相場では、ドルインデックスが続落しての引けとなりました。ポジション調整の動きが意識される中でユーロ/ドルやポンド/ドルが上昇基調となり、ドルの上値を抑える展開となりました。ドルインデックスは109を挟んでの動きとなり、軟調地合いとなっています。ユーロ/ドルは1.00ドル台半ば、ポンド/ドルは1.15ドル台後半でそれぞれ引けました。円は買われやすい地合いとなりました。日本の金融当局関係者から円安に対するけん制発言が相次いだことで、円に対する買い戻しの動きが強まる状況となっています。ただ、日米金利差の拡大に対する思惑は根強く、NY時間に入ると円買いの流れが修正される場面もありました。また、クロス円はドル/円の軟調地合いを眺めて全体的に上値の重い展開となりました。ただ、豪ドル/円などはプラス圏での引けとなるなど、円売りの流れも意識されました。結局、ドル/円は142円台半ば、ユーロ/円は143円台前半での引けとなりました。






モーニングレポート 2022.9.9

ECBの利上げで、為替相場先行き不透明に
為替相場では、ドルインデックスが下落しての推移となっています。米国債利回りは上昇したものの、ドルに対する買われ過ぎ感が意識されて上値を抑えられる展開となっています。ただ、全体的には小動きとなっており、積極的にドルを売る動きにはなっていません。ユーロ/ドルはパリティを挟んで、ポンド/ドルは1.15ドルを挟んでの動きが展開されています。円はやや軟調といった動きになっています。大きな動きにはなっていませんが、ドル/円が底堅い動きを見せたことなどを背景に、クロス円もしっかりとした動きが展開されています。米株の上昇なども円売りを意識させる状況となっていますが、材料の出尽くし感などが意識されたことで方向感の見えにくい流れとなりました。






モーニングレポート 2022.9.8

ドル円は一時145円突破寸前まで上昇
為替相場では、ドルインデックスが下落しての推移となっています。米国債利回りの大幅低下などを眺めてドルに対する売り圧力が強まる展開となっています。ここまでの上昇に対する調整の動きも意識されており、下げ幅を拡大しています。現状、ドルインデックスは110を割り込んでの推移となっています。ユーロ/ドルはパリティを回復する動き、ポンド/ドルは1.15ドル台前半での推移となっています。円は軟調地合いを継続しています。ドル/円が一時145円突破寸前の水準まで上昇するなど、日米金利差の拡大に対する思惑が根強く、円売り優勢の流れが維持されています。ただ、ドルインデックスが下落する中でドル/円も上げ幅を縮小する展開となり、目先143円台後半での推移となっています。クロス円は軒並み上昇しており、円は対主要通貨で独歩安となっています。ユーロ/円は143円台後半で、ポンド/円は165円台後半で推移しています。






モーニングレポート 2022.9.7

24年ぶりの円安水準、ドル/円が143円台に
為替相場では、ドルインデックスが堅調地合いとなって推移しています。米国債利回りが大幅上昇となる中でドルに対する買い意欲が強まり、主要通貨に対してドルは独歩高となりました。ユーロ/ドルは0.99ドル台前半、ポンド/ドルは1.15ドル台前半までそれぞれ下落しています。円はドル/円が一時143円台を回復するなど売り圧力が強まりました。日米金利差の拡大に対する思惑が強まる中で上値を拡大する展開となっています。高値からは調整の動きが入っていますが、現状ドル/円は142円台後半での推移となっています。クロス円もドル/円の上昇を眺めて堅調地合いとなっており、ユーロ/円は141円台半ば、ポンド/円は164円台半ばでの推移となっています。






モーニングレポート 2022.9.6

ドルは堅調、円は引き続き軟調
為替相場では、ドルインデックスが堅調地合いとなって推移しています。欧州時間に入り東京時間帯での上昇を消す流れとなりましたが、プラス圏での動きを維持しての推移しました。NY時間帯は下値は堅いものの方向感は見えにくく、様子見ムードが強まりました。ユーロ/ドルは0.99ドル台前半、ポンド/ドルは1.15ドル台前半でそれぞれ推移しています。全体的に小動きとなっています。円はドル/円が140円台半ばまで上昇するなど堅調地合いを継続しています。日米金利差の拡大に対する思惑などから買い意欲が維持され上値を拡大しています。一方、クロス円は底堅い動きとなっています。東京時間の朝方に円買いの流れも散見されましたが、勢いは弱く押し戻す動きが展開されました。ユーロ/円は139円台半ば、ポンド/円は161円台後半での推移となっています。






モーニングレポート 2022.9.5

ドル/円底堅く、円売り優勢
為替相場では、ドルインデックスが下落しての引けとなりました。米国債利回りの低下や欧州株の上昇などを眺めてドル売りの流れが強まりました。しかし、NY時間に入り米雇用統計の結果に対する動きが巻き戻される展開となり、ドルも買い戻しの動きが強まりました。ユーロ/ドルは0.99ドル台前半、ポンド/ドルは1.14ドル台後半での推移となっています。円は、ドル/円が140円を挟んでの動きとなりました。米雇用統計を受けてリスク志向の動きが意識されて一時140円台後半まで上昇する展開となりましたが、その後米株の上値が抑えられたことや米国債利回りの低下などを背景に140円を割り込む水準まで下落しましたが、下値は堅く140円を意識しての動きとなりました。また、クロス円は全般的には底堅い動きとなりました。ポンド/円が上値を抑えられましたが、ドル/円のしっかりとした動きを眺めて堅調地合いで推移しました。ユーロ/円は目先139円台前半で、ポンド/円は161円台前半でそれぞれ推移しています。






モーニングレポート 2022.9.2

ドル/円、1998年8月以来の高値水準に
為替相場では、ドルインデックスが大きく上昇しての推移となっています。欧州時間帯から買い意欲が強まり、ドルインデックスが一時110に迫るなど、2002年6月以来の高値水準まで上昇しました。買い一巡後は若干上値を抑えられましたが、米雇用統計を控えて方向感の見えにくい展開となり、NY時間帯は様子見ムードから下げ渋る流れとなりました。ユーロ/ドルは0.99ドル台半ば、ポンド/ドルは1.15ドル台半ばまでそれぞれ下落しています。円は、ドル/円が140円台を突破して上昇する展開となり、1998年8月以来の高値を付けました。その後、調整の動きも意識されましたが、日米金利差の拡大が長期化する見込みとなる中で、ドル/円の下値は支えられやすい状況となっており、目先140円台前半を推移する展開となっています。ただクロス円は、ユーロ/円がマイナス圏での推移となるなどまちまちの動きとなっています。欧州時間に円高基調が強まり、売り一巡後は持ち直したものの、積極的に上値を拡大する動きにはなっていません。ユーロ/円は139円台半ば、ポンド/円は161円台後半での推移となっています。






モーニングレポート 2022.9.1

ドル/円、139円のブレイクを再度トライ
為替相場では、ドルインデックスがやや上値の重い展開となっています。米国債利回りの上昇などをを背景に下値は支えられる展開となりましたが、ここまでのドルの上昇に対する調整の動きが意識され上値を抑えられました。ただ、NY時間帯は様子見ムードが強まり狭いレンジでの動きとなりました。ユーロ/ドルは1.00ドル台中盤、ポンド/ドルは1.16ドル台前半でそれぞれ推移しています。円はドル/円が139円台を回復するなど底堅い動きが展開されています。東京時間では円に対する買い戻しの動きも見られましたが、米国債利回りの上昇などを背景に円売りの流れが強まり、引けにかけてドル/円は上値を拡大しました。ユーロ/円などもしっかりとした動きとなって139円台後半での推移となっています。オセアニア通貨はやや上値の重い展開となりましたが、対円ではほぼ変わらずでの推移となっています。