モーニングレポート 2022.9.30
ユーロの持ち直しにより、ドル軟調
為替相場では、ドルインデックスが下落。ドイツ連立政権がガス価格の上限設定で合意といった報道が伝わるとユーロに対する買いが先行し、さらにポンドに対する買い戻しの動きが強まりドルの上値は抑えられ、ドルインデックスは112を割り込んでの動きとなっています。現状ユーロ/ドルは0.98ドル台前半、ポンド/ドルは1.11ドル台前半でそれぞれ推移しています。円は全体的に軟調地合いで推移しています。ドルインデックスが下落したものの、日米金利差の拡大に対する思惑からドル/円が堅調地合いとなっており、クロス円も上昇基調を強めました。ドル/円は一時144円台後半まで上昇する動きとなり、介入に対する警戒感も意識される展開となりましたが、目先は調整の動きに若干押し戻されています。また、ユーロ/円は141円台後半、ポンド/円は160円台を回復するなど上値を拡大しての動きとなりました。