「EAってよく聞くけど、実際どう使うの?」「自動売買って本当に自動でやってくれるの?」
そんな気持ちでEAについて調べた方は少なくないでしょう。
まず最初に知っていただきたいのは、「EA=自動売買そのもの」ではないということです。
自動売買とEAの違いを掴まずにEAの設定をすると「動かない=故障」と誤解し、不要なトラブル対応や設定ミスを招く恐れがあります。
この記事では
- EAと自動売買の基本的な違い
- EA稼働チェックで押さえて置くべきポイント
- 初心者がつまずきやすいEAの設定とその解決策
について解説しています。
【関連記事】FX初心者が安心して始められる自動売買(EA)ツールとは?失敗しない選び方ガイド
【関連記事】EAと自動売買って何が違うの?初心者が知りたいEAの基礎知識について 完全無料!EA-BANKなら
「EA」と「自動売買」って何が違うの?初心者がハマりがちな誤解を解消!
- 自動売買とは「設定したルールに従ってFX取引を自動で行う運用スタイル」である
- EAとは「MetaTrader4(MT4)などで動作する自動売買専用のプログラム」である
- 自動売買は“やり方・考え方”、EAは“道具・ツール”という関係にある
- EAはあくまで自動売買を実現するための一手段にすぎない
- この違いを理解せずに進めると、「何を選ぶべきか」「どこを設定すべきか」が曖昧になり、正しく運用できなくなるリスクがある
FXの自動売買に関する情報を調べていると、「EA=自動売買ツール」と並列で紹介されることがよくありますそのため、EAと自動売買が“同じもの”だと認識してしまう方も少ないでしょう。
本題に入る前に言っておくと「EA」と「自動売買」は厳密に言えば、それぞれ別の概念です。
自動売買とは、設定したルール通りにFX取引を自動で行う“手法”を指します。
一方、EAはその手法を実行するための“プログラムツール”です。
項目 | EA(Expert Advisor)=自動売買プログラム | 自動売買(仕組み全体) |
簡単な説明 | 取引ルールをプログラム化した「動作する中身」 | EAを使って自動で売買が行われる仕組み全体 |
使い方 | MT4にインストールし、チャートに設定して使う | EAを正しく設定することで自動的に売買が始まる |
主なメリット | ・手動操作が不要になる・ルール通りに取引できる・感情に左右されず安定した取引ができる | ・取引の手間が省ける・時間がない人でも運用可能・初心者でも導入しやすい |
注意点 | ・動作にはMT4と正しい設定が必要・取引が正しく行われているかの確認も必要 | ・EAを入れただけでは不十分・チャートや設定内容の理解が必要 |
(自動売買とEAの違い)
自動売買は、あらかじめ決めておいたルールにしたがって、FXの売買をコンピューターが自動でやってくれる仕組みです。
「利益が500円くらい出たら決済する」
「損出そうになったら買わない」
そういった判断を、人が毎回操作しなくても、システムが代わりにやってくれます。
その自動売買を実際に動かす“中身”が「EA(エキスパートアドバイザー)」というプログラムです。
EAをMTという取引ソフトに入れて取引条件設定すれば、自動で売買を始めてくれます。
イメージとしては、自動売買が“仕組み全体”、EAはその中で実際に働いてくれる“エンジン”のようなものです。
条件を設定すればEAが相場の状況を見ながら売買のタイミングを自動で判断してくれるため、初めてFXをする方であっても、利益を出しやすくなります。
EAはダウンロードするだけじゃダメ!自動売買を始める前の事前準備
EAは、どんな条件で売買するかを自動で判断・実行するための“中身”ですが、それだけでは動きません。EAが正しく働くには、相場の動きや価格情報を届けてくれる「土台」が必要です。
それが、MT(MetaTrader)という取引ソフトです。
MTは、最新の相場データを取り込み、それをもとにEAに「今が売買のタイミングかどうか」を判断させ、さらにその売買指示を証券会社に届ける役割を担っています。
イメージするなら、EAは頭でMTは体です。
この2つがセットになることで、初めて自動売買は正しく動き始めます。
このセクションでは、MT4の導入〜ログイン、EAファイルの配置までの準備手順を一覧化しています。
すでにEAダウンロード済みの方は読み飛ばしてOKですが、不安がある方は一つずつ確認しておきましょう。
ステップ | 操作内容 | 補足・注意点 |
① MT4のインストール | 証券会社の公式サイトからMT4をダウンロード | 信頼できる証券会社のものを選ぶ |
② ログイン設定 | MT4を起動し、ログインIDとパスワードを入力 | ログイン先サーバーが正しいかを確認 |
③ デモ口座の作成(任意) | 練習用にデモ口座を作って取引環境を確認 | リアル口座を使う前のテストに最適 |
④ EAファイルの配置 | EAをMT4内の「MQL4→Experts」フォルダへ移動 | 配置後はMT4を再起動すること |
⑤ ナビゲーターの確認 | MT4左側メニューでEAが表示されているか確認 | 表示されていなければ配置ミスの可能性あり |
( EAを動かすための4ステップ)
まずはMT4そのものを、証券会社の公式サイトからダウンロードし、PCにインストールしてください。
このとき信頼できる業者を選ぶことが、長く安全に運用を続けるための第一歩です。
MTのダウンロードと設定については以下の記事で解説していますので、そちらをご覧ください。
【関連記事】MT4の設定方法 – MT4を使った自動売買の方法 –
MT4でEAを動かすには?はじめてでも迷わない設定ステップ
自動売買とEAの違いについてイメージできたら、いよいよEA(自動売買プログラム)の設定方法に移ります。
こからは「EAを手に入れたけど、どうやって動かすの?」と悩んでいる方に向けて、MT4での設定方法を5つのステップに分けて解説していきましょう。
ステップ | 操作内容 | 注意点・コツ |
① EAファイルの保存 | EAを「Experts」フォルダにコピー | MT4は再起動が必要です |
② チャートを開く | 対象の通貨ペアを表示 | EAが対応している通貨を選ぶ |
③ EAを適用 | ナビゲーターからドラッグ&ドロップ | 自動で設定画面が開きます |
④ パラメータ調整 | ロット数や損切りなどを設定 | 迷ったら初期設定でもOK |
⑤ 自動売買をON | MT4画面上の「自動売買」ボタンをクリック | チャート右上にニコちゃんマークが出ていれば成功 |
(EAの設定方法 チャートへの適用、パラメータ調整、自動売買ONまで)
EAを使って自動売買を始めるには、MT4上で正しく設定することが必要です。
最初はむずかしく感じるかもしれませんが、作業はたった5つのステップだけです。
EAのファイルをMT4の「Experts」フォルダに入れてから、MT4を一度再起動してみましょう。
次に、EAが対応している通貨ペアのチャートを開き、ナビゲーターからチャートへドラッグ&ドロップしてください。
すると自動で設定画面が表示されますので、「ロット数」や「損切りライン」などを必要に応じて調整しましょう。
最後に、MT4画面の上にある「自動売買」ボタンをON(緑色)にします。
チャートの右上にニコちゃんマークが表示されていれば、準備はばっちりです。
次のセクションで①から1つずつ手順を解説していきますので、いっしょに設定を進めていきましょう。
チャートにEAを反映する方法|「見えない」トラブルも未然に防ぐ
ステップ | 操作内容 | 補足・注意点 |
① チャートを表示 | 対象の通貨ペアを右クリック→「チャートを表示」 | EAが対応する通貨を選ぶこと |
② EAを選択 | ナビゲーター内の「エキスパートアドバイザ」から目的のEAを探す | EAが表示されない場合はMT4の再起動が必要 |
③ ドラッグ&ドロップ | EAをチャート上へドラッグ&ドロップ | 設定画面が自動で開きます |
④ パラメータ確認&適用 | ロット数や損切り幅などを設定し「OK」 | 「自動売買」がONになっていることを確認 |
(チャートへのEA反映|4つのステップ)
EAをチャートに適用する手順は、見た目にはシンプルに感じられるかもしれません。
しかし、「どのチャートに適用するか」「設定項目は何をどう入力すればいいか」「EAが表示されないのはなぜか」など、初心者が戸惑いやすいポイントがいくつもあります。
操作は、次の4つのステップで進めていくのが基本です。
まず、ユーザーはEAを使用したい通貨ペアのチャートを表示する必要があります。MT4上で目的の通貨ペア(例:USD/JPY)を右クリックし、「チャートを表示」を選びましょう。
ここで、EAが対応していない時間足や通貨ペアを選んでしまうと、正常に動作しない可能性があります。事前にEAの仕様や対応条件を確認しておくことが重要です。
次に、ユーザーはナビゲーターウィンドウを開き、「エキスパートアドバイザ」欄から目的のEAを探します。
もしEAが表示されていない場合は、「MT4を再起動していない」「ファイルを誤った場所に保存している」などの基本的なミスが原因として考えられます。
EAが見つかったら、そのEAをチャート上にドラッグ&ドロップします。すると、EAの設定画面が自動で開きます。この画面では、ロット数、損切り(ストップロス)幅、利確(テイクプロフィット)の条件などを設定します。
通貨ペアとロットの設定については以下の記事で詳しく紹介していますので、ご一読ください。
MT4でEAを動かすには?はじめてでも迷わない設定ステップ
自動売買とEAの違いについてイメージできたら、いよいよEA(自動売買プログラム)の設定方法に移ります。
こからは「EAを手に入れたけど、どうやって動かすの?」と悩んでいる方に向けて、MT4での設定方法を5つのステップに分けて解説していきます。
ステップ | 操作内容 | 注意点・コツ |
① EAファイルの保存 | EAを「Experts」フォルダにコピー | MT4は再起動が必要です |
② チャートを開く | 対象の通貨ペアを表示 | EAが対応している通貨を選ぶ |
③ EAを適用 | ナビゲーターからドラッグ&ドロップ | 自動で設定画面が開きます |
④ パラメータ調整 | ロット数や損切りなどを設定 | 迷ったら初期設定でもOK |
⑤ 自動売買をON | MT4画面上の「自動売買」ボタンをクリック | チャート右上にニコちゃんマークが出ていれば成功 |
(EAの設定方法 チャートへの適用、パラメータ調整、自動売買ONまで)
EAを使って自動売買を始めるには、MT4上で正しく設定することが必要です。
最初はむずかしく感じるかもしれませんが、作業はたった5つのステップだけです。
EAのファイルをMT4の「Experts」フォルダに入れてから、MT4を一度再起動してみましょう。
次に、EAが対応している通貨ペアのチャートを開き、ナビゲーターからチャートへドラッグ&ドロップしてください。
すると自動で設定画面が表示されますので、「ロット数」や「損切りライン」などを必要に応じて調整しましょう。
※設定を変更したときは、もう一度EAをチャートに適用し直す必要があります。
最後に、MT4画面の上にある「自動売買」ボタンをON(緑色)にします。
チャートの右上にニコちゃんマークが表示されていれば、準備はばっちりです。
次のセクションで①から1つずつ手順を解説していきますので、いっしょに設定を進めていきましょう。
チャートにEAを反映する方法|「見えない」トラブルも未然に防ぐ
ステップ | 操作内容 | 補足・注意点 |
① チャートを表示 | 対象の通貨ペアを右クリック→「チャートを表示」 | EAが対応する通貨を選ぶこと |
② EAを選択 | ナビゲーター内の「エキスパートアドバイザ」から目的のEAを探す | EAが表示されない場合はMT4の再起動が必要 |
③ ドラッグ&ドロップ | EAをチャート上へドラッグ&ドロップ | 設定画面が自動で開きます |
④ パラメータ確認&適用 | ロット数や損切り幅などを設定し「OK」 | 「自動売買」がONになっていることを確認 |
(チャートへのEA反映|4つのステップ)
EAをチャートに適用する手順は、見た目にはシンプルに感じられるかもしれません。
しかし、「どのチャートに適用するか」「設定項目は何をどう入力すればいいか」「EAが表示されないのはなぜか」など、初心者が戸惑いやすいポイントがいくつもあります。
操作は、次の4つのステップで進めていくのが基本です。
まず、ユーザーはEAを使用したい通貨ペアのチャートを表示する必要があります。
MT4上で目的の通貨ペア(例:USD/JPY)を右クリックし、「チャートを表示」を選びましょう。
ここで、EAが対応していない時間足や通貨ペアを選んでしまうと、正常に動作しない可能性があります。事前にEAの仕様や対応条件を確認しておくことが重要です。
次に、ユーザーはナビゲーターウィンドウを開き、「エキスパートアドバイザ」欄から目的のEAを探します。
もしEAが表示されていない場合は、「MT4を再起動していない」「ファイルを誤った場所に保存している」などの基本的なミスが原因として考えられます。
EAが見つかったら、そのEAをチャート上にドラッグ&ドロップします。
すると、EAの設定画面が自動で開きます。
この画面では、ロット数、損切り(ストップロス)幅、利確(テイクプロフィット)の条件などを設定します。ロット損切りの設定が完了したら、MT4画面上部の「自動売買」ボタンがON(緑色)になっているかを確認してください。
売買ボタンがOFF(赤色)のままだと、EAは稼働しません。売買ボタンがONになり、チャート右上に「ニコちゃんマーク(スマイルアイコン)」が表示されていれば、EAは正常に動いています。
最初は「設定したつもりなのに動かない」「どこで間違えたのかわからない」と不安になるかもしれません。
ですが、一つずつ手順を見直せば、ほとんどのトラブルは解消できます。
特に、「EAが表示されない」「反応しない」といった現象の多くは、EAの配置や設定に関する初歩的な見落としによるものです。EAが動かないときには1度手を止めて、ステップごとに要点を確認しましょう。
どこを触ればいい?EAのパラメータ設定とは?パラメータ設定で迷わないための基本ルール
設定項目 | 意味・役割 | 初心者の対応 |
Lots(ロット) | 1回の取引で発注する数量(リスクに直結) | 変更推奨: 初期は0.1以下が安心 |
TakeProfit(TP) | 利確する価格幅(pips) | そのままでOK: 戦略に基づいた初期設定が多い |
StopLoss(SL) | 損切りする価格幅(pips) | そのままでOK: 自動損切りがあれば初期値で十分 |
MagicNumber | EAの識別番号(同一チャート上の混在防止) | そのままでOK: EAを1つだけ使う場合は変更不要 |
MaxTrade | 同時に持てるポジション数 | 確認推奨: 初心者は「1」固定でOK |
(EAパラメータ設定の基本|初心者が見るべき項目)
「EAを導入したけど、設定画面を見た途端に手が止まってしまった」そんな声を、初心者からよく耳にします。特にロットやTP/SLなどの英語と数字がずらっと並んだパラメータ画面は、「どこを触っていいのかわからない」と感じる原因だと思われます。
ですが、最初からすべてを完璧に理解する必要はありません。
パラメータの設定で大切なのは、「変更が必要な項目」 と「そのままで大丈夫な項目」を見分けることです。
ご自身で設定して欲しいのは「ロット数」と「MaxTrade(最大ポジション数)」の2つです。
ロット数(Lots)は、取引ごとの通貨量・投資額に直結します。ロットの設定が高すぎると、1回のトレードで大きな金額が動き、損失も大きくなるため注意が必要です。
損失を少なくするため、最初は0.01〜0.1ロット程度に抑えて少額取引をするのが良いでしょう。
MagicNumberは、MT4が「どの注文をどのEAが出したか」を識別するための番号です。複数のEAを同時に使うときに必要になる設定ですが、1つのEAしか使わない初心者にとっては、初期値のままで問題ありません。
MaxTrade(最大ポジション数)は、「同時にいくつのポジション(注文)を持つか」を決めるものです。MaxTradeを大きくしすぎると、EAが複数の取引を同時に行い、資金が一気に消耗するリスクがあります。
たとえば3つも4つもポジションを持てば、それだけリスクも膨らみ、思わぬドローダウンにつながります。
MaxTradeを1〜2に制限しておくことで、リスクを抑えつつ運用の全体像を把握しやすくなるのです。
最初は「Lots(ロット)」「MaxTrade(最大ポジション数)だけを設定して、他の項目は実際の取引をやりながら意味がわかってきたら触るくらいの認識で問題ありません。
自動売買が動かない…?そんなときはこの4ステップを確認!
ステップ | 操作内容 | チェックポイント |
① 「自動売買」ボタンをON | MT4画面上部の「自動売買」ボタンをクリック | ボタンが緑色になっていればONの状態 |
② チャート右上の顔マークを確認 | ニコちゃんマーク(スマイルアイコン)の表情で状態をチェック | 笑顔=稼働中/無表情=停止中 |
③ 設定でDLL使用を許可 | EA設定画面「DLLの使用を許可する」にチェック | 一部のEAでDLL使用が必須 |
④ チャートにEAが表示されるか確認 | EA名とスマイルアイコンが表示されているかチェック | 表示されない場合はEA設定またはチャート条件を再確認 |
(自動売買が動かないときの確認事項)
EAをチャートに設定して「さあ、いよいよスタート!」と思ったのに…動かない。そんな場面に戸惑った経験はありませんか?実は、自動売買が作動しない原因の多くは、「たったひとつの操作忘れ」にあります。
まず確認したいのは、MT4画面上の「自動売買」ボタンがONになっているかどうかです。
自動売買ボタンがONのときは緑色に光り、OFFの場合は赤色のままになっています。
次に見るべきは、チャート右上のスマイルマーク(顔アイコン)です。顔アイコンが笑顔であればEAは正常に稼働しています。無表情であれば、もし無表情のままだった場合は、「DLLの許可がOFF」「自動売買ボタンがOFF」「パラメータ画面の自動売買許可にチェックが入っていない」など、3つの設定項目のどこかが原因で停止している可能性が考えられます。
また、EAによっては「DLLの使用を許可」しないと外部ロジックが作動しないものもあります。EAの設定画面内にある該当項目にチェックが入っているかも、忘れず確認しましょう。
さらに、EA名と顔アイコンがチャート上に表示されていない場合は、通貨ペアや時間足がそのEAに合っていないケースもあります。 EAのマニュアルや提供元の仕様を必ず確認しておきましょう。
設定に問題がないのに動かないと焦ってしまうこともありますが、この4つのチェックポイントを順番に見直せば、9割以上のエラーは解消できます。
EAの設定をしても自動売買が有効にならないときには、①から順番にポイントを見直してみてください。
そのEA、動いてますか?見逃しがちな4つのチェックポイント
確認項目 | 操作内容 | 補足・注意点 |
① チャート上の表示 | チャート右上の顔マークが「笑顔」になっているか確認 | 無表情の場合、自動売買がOFFまたは設定ミスの可能性があります |
② ターミナルの注文タブ | MT4画面下部の「ターミナル」→「取引」タブでポジションを確認 | ポジションが表示されていればEAは稼働中です |
③ エキスパートログ | 「ターミナル」→「エキスパート」タブで動作メッセージを確認 | エラーや警告が出ていないかをチェックしてください |
④ ジャーナルログ | 「ターミナル」→「ジャーナル」タブでMT4全体の動作履歴を見る | エラーの発生や通信状態を確認できます |
(EA稼働チェックリスト)
EAを設定した後、「ちゃんと動いてる?」と不安になる方は少なくありません。
自動売買は裏側で動く仕組みだからこそ、目に見える確認ポイントがないと不安になるのも当然です。
特に初めてのEA導入では、「設定は合ってるのに動かない」「取引が始まらない」と感じることもあるでしょう。EAがきちんと稼働しているかどうかは上記の4つのポイントをみるだけでチェックできます。
以下、①〜④の確認すべき点を詳しく書いていきます。
「顔マーク」で分かるEAの稼働状況|一目でチェック!
マークの表情 | 意味 | 稼働状況 | 対応の目安 |
笑顔(ニコちゃん) | EAが正しく読み込まれ、自動売買がONになっている | 稼働中 | このままでOK。自動売買は順調に動作中 |
無表情 | 自動売買がOFF、もしくは設定にミスがある可能性 | 停止中 | 「自動売買ボタンのON」「DLL許可」などを再確認 |
(顔マークによるEA稼働ステータス)
EAを設定しても、「これで本当に動いているのかな?」と不安になる方は少なくありません。特に自動売買が初めての方にとっては、すぐに利益や動きが見えるわけではないため、「この設定で合ってるのか?」と戸惑うのは当然です。
EAの稼働状況を確認するときに便利なのが、MT4チャート右上に表示される“顔マーク”です。
チャート右上にニコニコ顔のアイコン(スマイルマーク)が表示されていれば、EAは正常に動作中です。
逆に、無表情の顔マークが表示されている場合は、EAが停止している状態です。次のような原因が考えられます。
- 「自動売買」ボタンがOFF(赤色)になっている
- EA設定画面で「DLL使用」が許可されていない
- EAが適用されていない、またはチャートの時間足・通貨が不一致
顔マークを見るだけで「動いているかどうか」がすぐに判断できます。
初心者の方でも迷わず確認できるシンプルな目印です。「なんだかうまくいってないかも…」と思ったときは、まずこのマークをチェックしてみましょう。それだけで、原因の見当がつきやすくなります。
EAが今なにしてるか、一目でわかる!ログ&履歴の見方
確認箇所 | 確認できる内容 | 用途・目的 |
エキスパートログ | EAの処理内容やエラー・アラートの履歴 | EAがどのように動いたか、異常がないかを把握 |
ジャーナルログ | MT4全体の動作記録や接続状況 | 通信エラーや操作ミスの発見に役立つ |
ターミナル(取引履歴) | 実際に発注・決済されたトレード記録 | EAが注文を出しているかどうかの最終確認 |
(ログの用途と確認箇所)
EAを稼働させたあと、「ちゃんと動いてるのかな?」「設定に問題はないはずなのに…」と感じたことはありませんか?
自動で取引してくれるはずのEAが静かなままだと、不安になりますよね。
そんなときに頼りになるのが、MT4の「ログ」機能です。
実は、MT4の中にはEAが何をしているのか・どこで止まっているのかを確認できる場所がいくつかあります。
具体的には次の3つを順番にチェックすると、 EAが動かない原因が見えてきます。
1.エキスパートログ
エキスパートログは、EAが実際にどんな動きをしているかを記録してくれる場所です。
たとえば、「エントリー条件がまだ満たされていません」「パラメータに誤りがあります」といった、EA自身が出している“メッセージ”を見ることができます。
このログをチェックすることで、
- EAの処理がちゃんと行われているか
- そもそも動作のチャンスが来ていないのか
- パラメータの設定にミスがあるのか
を、リアルタイムで確認できます。
「 EAが動かない=壊れている」ではありません。
エキスパートログには“動こうとして止まった理由”も記録されているので、「なぜ?」に答えてくれるヒントが見つかります。
2.ジャーナルログ
ジャーナルログは、MT4そのものの動作履歴を記録する場所です。
「サーバーに接続できていない」「通信エラーが起きている」など、EA以外の原因でトレードが止まっている場合も、ジャーナルログ見ればすぐに気づけます。
MT4の内部で何が起きていたのかが時系列で表示されるため、
- ネット接続の不具合
- ログイン情報のエラー
- システムエラー(ライセンス問題など)
といった、EAの作動環境トラブルの発見”に役立ちます。
EAが正しく設定されていても、MT4自体に問題があると動きません。
「EAのせいかな?」と思ったときは、ジャーナルログも忘れずにチェックしましょう。
3.取引履歴(ターミナル内)を見る
EAが実際にエントリーしているかどうかを確認したいときは、MT4下部の「ターミナル」→「取引履歴」タブを見ましょう。
取引履歴は
- 約定したポジションの履歴
- 利益や損失の状況
- 決済済みの注文詳細
など、実際のトレード結果が一覧で表示されます。
エキスパートログやジャーナルでは「動いたかどうかの背景」が分かりますが、取引履歴では「実際に注文が出たか」「どんな結果だったか」がハッキリ分かります。
EAが「見えないところでちゃんと動いていた」ことに気づくきっかけにもなるので、取引履歴もこまめに見るようにしましょう。
「設定ミスじゃない」EAが正常でも動かない、意外な理由とは?
要因 | 具体的な内容 | 確認ポイント |
相場条件が未達 | EAが定めたトレード条件が成立していない | 「エキスパートログ」でエントリー条件を満たしていない表示がある |
スプレッド制限 | 設定よりもスプレッドが広く、エントリーを見送っている | ログに「Spread too high」と表示されることがある |
時間制限 | EAが指定しているトレード可能時間外 | 特定の時間帯以外ではポジションを持たない仕様になっている |
通貨ペア・時間足のミスマッチ | EAが対応していないチャート条件で起動している | 事前にEAの推奨環境を確認することが重要 |
(設定に問題がなくても EAが動かない原因一覧)
EAを正しく設定してもEAが正常に動かないケースがあります。
EAが動かないと焦ると思いますが、それ、設定ミスではないんです。
具体的に以下のような状況では、EAは“見守りモード”として静かにチャンスを待っています。
- スプレッドが広すぎるとき(=取引コストが高くて不利)
- 取引時間外のとき(=深夜など、相場の流動性が低い時間帯)
- チャートの通貨ペアや時間足が合っていないとき(=EAが設計された条件と違う)
これらは「故障」や「設定ミス」ではありません。むしろEAが損を避けるために“動かない”という判断をしている状態です。人間なら、「今は動かないほうが良さそうだな…」と慎重になっているのと同じです。
EAが動かないと「おかしいな…」と焦ってしまいがちですが、設定やチャートが合っているなら、あえて静かにしている=EAが冷静に判断している証拠です。
設定に問題がなくEAが動かないときは「ログ」や「仕様書」を見て、EAの意図を読み解いてみてください。
振り返り!EA設定セルフチェック7項目
「設定したのに動かない…」そんなとき、焦ってEAやMT4の再インストールをする前に、一度このセルフチェックを活用してみてください。
チェック項目 | Yes/No | 解説・対処のヒント |
ナビゲーターにEAが表示されているか? | Yes / No | 表示されていなければ「Experts」フォルダの配置ミス、またはMT4の再起動が未実施かも |
自動売買ボタンは緑色(ON)になっているか? | Yes / No | 赤色のままだとEAは動きません。「自動売買」ボタンをクリックしてONに |
チャートにEAをドラッグ&ドロップしたか? | Yes / No | ドロップ後にスマイルマークが出れば適用成功。表示がなければ再適用してみて |
DLLの使用許可にチェックを入れたか? | Yes / No | チェックがないと一部EAが動きません。「全般」タブ内の設定を確認 |
ライブトレード(自動売買の許可)はONか? | Yes / No | 「全般」タブの「自動売買を許可する」もONにしないと取引は実行されません |
通貨ペア・時間足はEAに合っているか? | Yes / No | 説明書の推奨チャート条件と異なると、EAが正常に機能しない場合があります |
パラメータ変更後に再適用したか? | Yes / No | パラメータを変更しただけでは反映されません。再度EAをチャートに適用し直す必要あり |
(EA設定チェック項目まとめ)
設定ミスは、ほんの小さな見落としや初歩的な設定ミスから起こります。
特に初心者の方は、MT4の操作やEAの仕様に慣れていないこともあり、「どこを確認すればいいのかわからない」という不安を抱えがちです。
上記のチェックリストでは、EAが正しく動作するために必要な7つの条件を整理しています。
「表示されない」「動かない」「反応しない」と感じたら、一つずつYes/Noでチェックしてみてください。
たとえば「ナビゲーターにEAが表示されていない」場合は、EAファイルの配置ミスか、再起動忘れが原因です。また、「パラメータを変更したのに反映されない」場合は、チャートに再適用していない可能性が高いです。
チェックリストを使えば、自分で不具合の原因に気づき、必要な対応がスムーズに進められるでしょう。EAが動かないときには、リストの内容を一つずつ確認してみてください。
EABANKなら設定に迷っても大丈夫!焦らずゆっくりMT4を設定しましょう
この記事では、EA(自動売買)の基本的な設定方法から、よくあるトラブルの対処法まで解説してきました。
「ちゃんと動いているのか不安」「設定ミスしてないか心配」といったモヤモヤは、誰もが最初に感じるものです。
しかし、そのモヤモヤは“正しい知識”で解消できます。この記事を読み進めてくれたあなたは、すでにその一歩を踏み出しています。
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