TitanFXはゼロカットの仕組みで追証はなし!ユーザー単位ではなく口座単位にて適用

TitanFXは人気の海外FX業者ですが、こちらの記事ではゼロカットの仕組みや注意点についてまとめました。

ゼロカットとは相場の急変等で証拠金がマイナスになった場合、国内FX業者はマイナス分を追証として請求しますが、海外FX業者の多くはマイナス分をゼロにしてもらう仕組みです。その為、追証も発生しません。

しかし、ゼロカットの運用は、海外FX業者毎に異なるため、新規取引を開始する場合は、取引する海外FX業者の仕組みの確認することが重要です。それでは、TitanFXのゼロカットの仕組みを具体的に解説します。

TitanFXでゼロカットされる流れ

マージンコール

TitanFXでは、証拠金維持率90%を下回った時点で、マージンコールが発生します。

マージンコールのメールがリアルタイムで送られてきますが、トレーダーがメールを見落としてしまう場合を想定して、MT4のターミナルの一部が常時赤く表示されます。この赤い表示は、証拠金維持率が90%を上回るまで続きます。

この時、追加入金して、証拠金維持率を90%以上にするか複数ポジションを持っているなら、ポジションを減らし損切りすることになりますが、そのままの状態で放置してしまうと強制ロスカットになる場合が多いです。

マージンコールがかかった時点で、負けを認めてポジションを全てクローズするかどうか資金管理の観点から考えましょう。

強制ロスカット

TitanFXでは、証拠金維持率が20%を下回ったタイミングで、システムで強制ロスカットが執行されます。
同時に強制ロスカット執行の連絡メールが届きます。強制ロスカット執行までの間に、更に相場が動き、執行が間に合わない時があります。その場合、証拠金はマイナスになってしまいます。

ゼロカット

ここでTitanFXの仕組みであるゼロカットが発動します。後述しますが、TitanFXのゼロカット処理は、翌営業日に行われます。

TitanFXのゼロカットはユーザー単位ではなく口座単位 複数口座を所有している場合

TitanFXのゼロカットは、ユーザー単位ではなく、あくまでも口座単位で実行されます。

例えば、複数の口座を保有している場合、その中の1つの口座で証拠金がマイナスになったとします。
他の海外FX業者では、他の残高のある口座で相殺する業者もありますが、TitanFXは、あくまでも口座単位でゼロカットを行います。他口座との相殺はありません。

TitanFXでゼロカットされることによるデメリット

TitanFXでゼロカットされる事によるデメリットは基本的にはありません。

デメリットを挙げるとすれば、取引機会の損失くらいです。ゼロカット処理が完了するまで、その口座を使った取引はできませんから、それを機会損失と考えるなら、デメリットと捉える事も可能だと思います。

TitanFXのゼロカット処理は、翌営業日に実施されます。ゼロカットが完了するまで取引できないのは、逆にメリットだと思います。

TitanFXでいつゼロカットになるのか計算する方法

ゼロカットされるタイミングは有効証拠金-含み損で計算できます。
含み損が有効証拠金を上回れば、有効証拠金はマイナスになります。ゼロカットの出番になります。ただし、この計算はあまり意味がありません。

証拠金がマイナスになるケースの大半が、強制ロスカット執行が間に合わなかった時だからです。
執行が間に合わない程相場が変動しているわけですから、いつゼロカットになるのか(証拠金がマイナスになるのか)計算する事は、事実上不可能と考えます。

TitanFXでゼロカットされる時間や設定

TitanFXのゼロカットは、証拠金がマイナスになった翌営業日に実施されます。
担当部署が、1口座ずつ確認しながら手動でゼロカットを行いますので、時間は決まっていません

ゼロリセットまでの時間は、チャットで、マイナス状態になっている口座のMT4スクリーンショットを添付して、ゼロカットを早くしてくださいと依頼する事が可能です。

ただし、担当部署の作業状況により、対応できない場合や時間の約束はできないと回答される事もあります。ゼロカットは義務ではなく、あくまでも顧客サービスの一環です。

まとめ

TitanFXのゼロカットのポイントは下記です。

  • ゼロカットは、口座単位で実施され、他口座との相殺はありません。
  • ゼロカットは翌営業日に実施されますが、時間は不定です。
  • ゼロカットを早めてもらう様、依頼する事も可能ですが、応じてもらえない場合もあります。