EA-BANK モーニングレポート
感謝祭翌日で短縮取引の中、ダウ続伸(11.25 NY時間)
米国株式市場では、ダウが続伸しての引けとなりました。米国の利上げペースの減速に対する思惑が強まる中でリスク志向の動きが強まりました。年末商戦に対する期待感も強まり買い優勢の展開となりました。ダウは152ドル高の34347ドルでの引けとなりました。
米国債市場では、利回りが小幅まちまちでの引けとなりました。感謝祭翌日のため短縮取引となる中で参加者が少なく、方向感の見えにくい展開となりました。横ばいでの推移となり、ほぼ変わらずでの引けとなっています。米10年債利回りは3.69%台前半、30年債利回りは3.75%台前半でそれぞれ引けました。
為替相場 – 様子ムードの中、やや円安基調
為替相場では、ドルインデックスが小幅に下落しています。株式市場などが感謝祭翌日のために短縮取引となる中で様子見ムードが強まり、106を挟んでの動きが展開されました。欧州時間帯からドル買いの流れが強まりましたが、NY時間帯に入り修正の動きが入り、結局106を割り込んでの引けとなりました。ユーロ/ドルは1.04ドル台前半、ポンド/ドルは1.20ドル台後半でそれぞれ引けています。
円はやや売られやすい地合いとなりました。ドル/円が140円を割り込む動きから調整の動きが強まったことで底堅い動きとなり、クロス円もつれ高となりました。ただ、NY時間帯は様子見ムードが強まりほぼ横ばいでの推移となりました。ドル/円は139円台を回復、139円台前半での引けとなりました。また、ユーロ/円は144円台半ば、ポンド/円は168円台前半でそれぞれ引けました。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 買い戻しの動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限から調整の動きが強まって下落し、バンドの下限まで下落しました。しかし、そこからは持ち直しての動きで、目先はしっかりとした動きが継続しています。東京時間の朝方にバンドの中心線を抜けて上限を目指す動きとなっています。このまま上昇基調を維持することが出来るかに注目です。
現状、バンドの上下限中心線がじり安基調となっています。トレンドそのものはやや下向きですが、バンドの中心線を上抜ける動きとなったことでバンドの上下限中心線が横ばいでの動きとなっていく可能性が高まっています。レンジ圏での動きが意識されやすい状況であり、方向感の見えにくい流れとなる可能性が高まっています。バンド幅はやや狭いため、バンドの上限または下限での動きには注意が必要です。