EA-BANK モーニングレポート
米国市場、メモリアルデーの祝日で休場(5.30 NY時間)
昨日のNY市場は、メモリアルデーの祝日のために株式市場・債券市場が休場となりました。欧州株が上昇したことで、市場全体にはリスク志向の動きが意識されやすい状況となっています。
為替相場 – リスクの思考の強まりから、ドル安円安
為替相場では、ドルインデックスが軟調地合いとなって推移しています。目先は日中安値から小幅に持ち直す動きを見せていますが、リスク志向の動きが意識される中で安全資産としてのドル買いに対する調整の動きが強まる局面となっています。ユーロ/ドルは1.07ドル台の後半まで上昇し、ポンド/ドルも1.26ドル台半ばでの推移となっています。
円は円安基調となっています。ドルインデックスは軟調地合いとなっていますが、リスク志向の動きが意識される中でドル/円も底堅い動きが展開されています。ドル/円は127円台中盤から後半での推移となっています。クロス円は全般的に上値を拡大する展開となっており、ユーロ/円は137円台中盤で、ポンド/円は161円台中盤での推移となっています。いずれも1円超の上昇となるなど上値を拡大しました。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 狭いレンジでの動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限をブレイクしてのバンドウォークとなっていましたが、そこから調整の動きが入り、目先はバンドの中心線を挟んでの動きが展開されています。狭いレンジでの動きであり、方向感の見えにくい状況となっています。まずはバンドの中心線で支えられて持ち直す動きとなるかどうかに注目です。
現状、バンドの上限が下落、下限が上昇といった動きとなっており、バンド幅は縮小傾向を強めています。市場には徐々にエネルギーが蓄積されていくものと思われますが、まだ縮小の余地が大きいため大きな動きになるかどうかは不透明です。しかも目先はバンドの中心線を意識しての方向感の見えにくい動きとなっていることから、まずは方向感を見定めながらの展開ということになりそうです。その上でバンドの上限もしくは下限まで動いた時には注意が必要という局面となっています。