EA-BANK モーニングレポート
米株はまちまちでの引け(11.11 NY時間)
昨日のNY市場では、米株がまちまちでの引け。ダウは100ドル超の下落となる一方NASDAQなどはプラス圏での引けとなっています。インフレに対する警戒感が高まる中でダウに対する売りの流れが継続する一方、昨日の大幅安に対する調整の動きが意識されたことでNASDAQが上昇しての引けとなっています。ダウは150ドル安水準となり、36000ドルを割り込み日中安値圏での引けとなりました。
米国債市場はベテランズデーにより休場。
為替相場 – 米国の早期利上げ観測が意識され、ドル独歩高
為替相場では、ドルインデックスが上昇。インフレ懸念が強まる中で米国の早期利上げ観測が意識される状況となり、ドルの下値を支える展開となりました。ドルは対主要通貨で上昇しての動きであり、独歩高となっています。ユーロ/ドルは1.14ドル台半ばでの推移となり、ポンド/ドルも1.34ドルを割り込み下値を拡大する展開となりました。豪ドル/ドルも0.73ドルを割り込んでの推移となっています。
円はドル/円が上昇する一方、クロス円は全般的に下落する動きとなっています。南ア・ランド/円は底堅い動きとなったものの、ダウの軟調地合いを眺めたリスク回避的な動きが意識されており、円に対する買い意欲が根強い展開となりました。ただ、ドル/円の堅調地合いを受けてクロス円も下値は堅く下げ渋っています。ドル/円は114円台を回復しての動きとなりました。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 底堅い動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限から持ち直し基調となり、バンドの中心線を抜けて上限を目指す動きとなっています。ただ、上限には届いておらず上値の重さが意識されています。しかし、下値も堅く+1σで支えられる展開となっています。目先は横ばいでの動きであり、方向感の見えにくいところです。
現状バンドの上下限中心線はほぼ横ばいであり、レンジ圏での動きが意識されやすい状況です。バンド幅は比較的狭い状況であり、バンドの上限もしくは下限での動きには注意が必要です。目先は底堅い動きが意識されているため、バンドの上限まで上昇する可能性が高そうですが、大きな動きにはなっていないため、様子見ムードが継続する可能性もあります。