EA-BANK モーニングレポート
米株が下げ幅拡大(10.11 NY時間)
昨日のNY市場では、米株が引けにかけて下げ幅を拡大。ここまでの上昇に対する調整の動きや、インフレに対する警戒感が強まっていることなどを背景に、リスク回避的な動きが意識されています。ダウは朝方は原油価格の上昇などを眺めて関連銘柄が底堅い動きとなり200ドル高となりました。しかし、買い一巡後は先週末の非農業部門雇用者数が市場予想を大きく下回ったことなども嫌気されて売りの流れが強まりました。結局ダウは250ドル安水準での引けとなっています。
また、米国債市場はコロンブスデーのため休場となっています。
為替相場 – インフレに対する警戒感から円独歩安
為替相場では、ドルインデックスが上昇。インフレに対する警戒感が高まる中、ドルに対する買いの動きが意識されやすい展開となっています。特に対円でのドル買いの流れが強まる状況となっていますが、対ユーロ、対ポンドでは小幅な買いであり、対豪ドルなどは軟調となっており、全体的には様子見ムードが強まる状況となっています。
一方、円は軟調地合い。米株は下落していますが、インフレなどに対する思惑からドル/円が大幅上昇となり、113円を突破して113円台前半から中盤での動きとなるなど、上値を拡大しています。こうした動きを受けてクロス円もつれ高基調となり、ユーロ/円は131円前後の水準を、ポンド/円は154円を回復しての動きが展開されています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 底堅い動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限を意識しての動きから調整の動きが入っているものの、底堅い動きであり、バンドの+1σを意識しての動きとなっています。このまま再度上昇に転じるかどうかに注目です。しっかりとした動きが意識されている状況であり、バンドの上限を目指す可能性は高そうです。。
現状バンドの上限が横ばいでの動きに転じており、ややレンジ圏での動きが意識されやすい状況となっています。ただ、バンドの下限などは上昇基調を維持しており、流れとしては底堅い動きが意識されやすいところです。バンドの上限まで上昇する可能性は高いですが、ブレイクできるか否かは不透明という場面です。