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- 9.20
FX × EA ・ モーニングレポート
米株は軟調地合いでの引け(9.17 NY時間)
先週末のNY市場では、米株が下落。米ミシガン大学学消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことや中国の恒大集団のデフォルトリスクが意識されていることなどを背景に、リスク回避的な動きが強まる流れとなりました。ダウは160ドル安水準での引けとなっています。また、NASDAQは米国債利回りの上昇などを眺めて下げ幅を拡大する展開となっています。ハイテク銘柄に対する調整の動きが強まる流れとなりました。
一方、米国債市場では利回りが上昇。米株は軟調地合いとなったものの、米FOMCを来週に控えていることもあり、債券に対する買い意欲が強まりました。米国の経済指標は強弱まちまちですが、年内のテーパリング開始に対する思惑は根強く、債券買いが意識されやすい局面です。10年債利回りは1.36%を回復しての引けとなりました。
為替相場 – リスク回避的な動きから円買い優勢
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米国債利回りの上昇などを背景に、ドルの下値が支えられる展開となっています。ドルインデックスは93を突破しての引けであり、主要通貨に対して独歩高となっています。ただ、米株の下落を受けて米国債利回りの上値が抑えられたことなどもあり、NY時間帯はやや上値の重い展開となりました。
一方、円は全体的に買い優勢。ドルインデックスの上昇を受けてドル/円は堅調地合いとなりましたが、クロス円はダウが下落したことでリスク回避的な動きが意識され、円買い優勢の流れとなりました。全体的には大きな動きにはなっていませんが、ユーロ/円は129円を割りこむ動きとなり、豪ドル/円も80円を割りこむ流れとなりました。
ドル/円・ボリンジャーバンド – レンジ圏での動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの中心線を挟んでのレンジが意識されており、方向感の見えにくい状況となっています。目先はバンドの上限を目指して上昇していましたが、上限に届かずに下落に転じています。バンドの上限、下限に届かない範囲での動きが展開されています。
現状バンドの上下限中心線は横ばいでの推移であり、方向感の見えにくいところです。バンド幅は狭く、市場にはエネルギーが蓄積されている状況です。動き出したら大きなものとなる可能性が高まっているだけに、バンドの上限もしくは下限での動きには注意が必要なところでしょう。ただ、目先はバンドの中心線を意識しての動きであり、方向感を見極めながらの対応となりそうです。