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- 9.17
FX × EA ・ モーニングレポート
米株はまちまちでの引け(9.16 NY時間)
昨日のNY市場では、米株がまちまちでの引け。ダウは米小売売上高の堅調を受けて一時120ドル高水準となる一方、米新規失業保険申請件数がハリケーンの影響などもあって悪化したこともあり一時270ドル安水準となるなど、やや荒い動きが展開されています。調整の動きなども意識されて日中はマイナス圏での推移が継続しましたが、引けにかけて持ち直す動きを見せて結局60ドル安水準での引けとなっています。また、NASDAQは小幅に上昇しての引けています。
一方、米国債市場では利回りが上昇。米小売売上高の予想外の堅調が好感され、米金融政策に対する思惑から債券に対する売りの流れが強まる展開となっています。10年債利回りは1.30%を突破し、1.33%台での推移となっています。また、30年債利回りも1.88%台に上昇しての動きです。
為替相場 – 為替相場は様子見ムード
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米国債利回りの上昇などを背景に、ドルに対する買い意欲が強まる展開となっています。ユーロ/ドルは1.18ドルを割り込み、ポンド/ドルも1.38ドルを割り込んでの推移となっています。ドルは対円でも上昇しており、主要通貨に対して買い優勢の流れとなっています。
一方、円は全体的に買い優勢の展開。ドルの買い戻しを受けてドル/円は上昇していますが、クロス円はダウがマイナス圏での引けとなったことなどを受けて上値の重い展開となっています。ただ、米株が引けにかけて下げ渋ったことなどを眺め、クロス円も下げ渋る展開となっています。全体的には大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが強まる局面ということができそうです。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 横ばいでの推移
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限をブレイクして上値を拡大する展開となり、その後調整の動きが意識されたものの、下値の堅さが意識されて横ばいでの動きとなっています。下値の堅さが意識されて下げ渋る動きとなった場合、再度上値を拡大するといった動きとなることがよくあるので注意が必要です。バンドの上限まで上昇といった動きを視野に入れての対応となりそうです。
現状バンドの上下限中心線は上昇基調となっており、トレンドそのものは上向きです。ただ、上限の上昇の勢いが落ちてきており、ここから横ばいでの動きとなる可能性はありそうです。そうなれば徐々に買い優勢の流れにも修正が入ることになりそうです。ただ、目先はまだ下値の堅さが意識されそうで、バンドの上限まで上昇する可能性は十分にあるでしょう。