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- 9.14
FX×EA・モーニングレポート
5日続落のダウが持ち直し(9.13 NY時間)
昨日のNY市場では、米株がまちまちでの引け。5日続落していたダウは持ち直しの動きが意識されて260ドル高水準となっています。一方、NASDAQはマイナス圏での引けとなっています。大きな動きではないものの、調整の動きが継続する展開です。一方、ダウは経済指標などの発表がない中で押し目買いの動きが意識される展開となっています。法人税率の増税が若干低く抑えられる可能性があり、それも意識された可能性はありそうです。
一方、米国債市場は利回りがまちまちでの推移。ここまで上昇基調を強めていたことに対する調整の動きが意識され、債券に対する買い戻しの動きが意識されましたが、ダウが大きく上昇する中で利回りも下げ渋る展開となっています。ただ、10年債などの長期債利回りはマイナス圏での推移となっています。米10年債利回りは1.32%台、30年債利回りは1.90%台での推移となっています。
為替相場 – 様子見ムードも、ドル買い強まる
為替相場では、ドルインデックスが上昇。ユーロに対する売りの流れなどが意識されてドルの下値が支えられていますが、米長期債利回りの低下などを眺めて上値は重く、前営業日終値を意識しての動きが展開されています。ユーロ/ドルも目先は1.18ドル台を回復しており、ドル買いの流れは強まっていません。
一方、円は全体的に軟調地合い。ダウが大きく上昇したことなどを背景に、円に対する売りの流れが意識されています。ただ、ドル/円が110円台を回復しているものの上値の重い展開であり、クロス円も伸びを欠く展開となっています。全体的には様子見ムードが強まるところとなっており、方向感の見えにくい流れとなっています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – レンジ圏での推移
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限を意識しての動きから持ち直し、目先はバンドの中心線を意識しての動きとなっています。目先は方向感の見えにくい状況となっており、横ばいでの推移です。バンドの中心線で抑えられるのか、それともブレイクしてバンドの上限まで上昇するのかで流れが変わってきそうです。
現状バンドの上限は下落、下限は横ばいといった動きとなっています。バンド幅は縮小傾向であり、市場には徐々にエネルギーが蓄積されていきそうです。ただ、まだバンド幅自体が狭いわけでもなく、大きな動きにはなりにくいところでしょう。しばらくはバンドの中心線を意識しての小動きとなるのではないでしょうか。