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- 9.13
FX×EA/MT4・モーニングレポート
ダウが5日続落(9.10 NY時間)
先週末のNY市場では、米株が下落。ダウは5日続落となり、7月20日以来の安値へと沈んでいます。足元の経済に対する警戒感が強まっていることや、アップルに対してアプリ市場の規約を緩和するよう判決が出されたことなどが意識され、引けにかけて下値を拡大する展開となっています。ダウは270ドル安水準となり、NASDAQなども売り圧力が強まる展開となりました。
一方、米国債市場では利回りが上昇。米国の生産者物価指数が市場予想を上回ったことで、インフレに対する警戒感が強まり、金融政策への思惑から債券に対する売りの流れが意識されました。米10年債利回りは1.34%台で引けとなるなど、利回りはしっかりとした動きが展開されました。
為替相場 – 米株安でドル、円堅調に
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米国債利回りの上昇などを背景に、ドルの下値が支えられる展開となっています。ただ、大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが強まる展開となっています。ユーロ/ドルは1.18ドル台を維持しての引けとなるなど、ドルの上値は抑えられました。
一方、円は上値の重い展開。ドル/円が109円台の後半での推移となる中でクロス円も全体的は底堅い動きが意識されました。ドルの上昇を背景にドル/円が堅調地合いとなり、クロス円も底堅い動きが展開されました。ただ、米株が引けにかけて下げ幅を拡大する展開となっており、円は買い戻しの動きが意識され、引けにかけてドル/円、クロス円ともに売りの流れが強まる展開となりました。
ドル/円・ボリンジャーバンド – レンジ圏での推移
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの中心線を挟んでレンジ圏での推移となっています。大きな方向感の見えにくい流れとなっていますが、目先は持ち直し基調となっています。ただ、バンドの上限・下限に届かずに推移していることから様子見ムードが意識される流れとなっています。
現状バンドの上下限中心線はほぼ横ばいとなっています。上限はやや上値の重い流れですが、レンジ圏での動きが意識されやすい形となっています。バンド幅は比較的狭いので、市場にはエネルギーが蓄積されているものと思われます。バンドの上限もしくは下限での動きには注意が必要ですが、目先はバンドの中心線を挟んでの動きとなっているだけに、方向感を見極めながらの対応となりそうです。