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FX×EA/MT4・モーニングレポート
米株は下落して引け(9.8 NY時間)
昨日のNY市場では、米株が下落。朝方はダウが70ドル高水準となるなどプラス圏での推移となる場面もありましたが、デルタ変異株の感染拡大に伴う足元の経済の失速に対する警戒感や欧州株の軟調地合いを眺めて売りの流れが強まり、一時170ドル安水準となりました。売り一巡後は買い戻しの動きも見られ、下げ幅を縮小しました。ダウは60ドル安水準となり、35000ドル台は維持しての引けとなりました。ベージュブックではデルタ変異株に対する警戒感を指摘されています。
一方、米国債市場は利回りが下落。米株の上値の重い展開などを背景に、債券に対する買い戻しの動きが意識されています。米10年債入札も比較的好調で、債券買いが強まる流れとなっています。米10年債利回りは1.33%台にまで下落する動きとなっています。
為替相場 – 株も為替も調整ムード
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米国債利回りは低下しての動きでドルの上値を抑える展開となっていますが、ユーロやポンドに対する売りの流れが意識されてドルの下値が支えられました。ECB理事会を控えており、ユーロに対してポジション調整の動きが意識される展開となっています。
一方、円は上昇。ドル/円はドルインデックスの堅調を眺めて下げ渋る動きとなっていますが、クロス円は米株の軟調地合いを受けてリスク回避的な動きから円に対する買いが意識されています。ただ、米株が下げ渋る動きと見せたことで円買いも強まらず、全体的には大きな動きになっていません。
ドル/円・ボリンジャーバンド – レンジ圏での動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限と下限で挟まれたレンジを動いており、方向感の見えにくい流れとなっています。大きな動きではなくバンドの中心線を挟んでの動きとなっています。目先は下落一服から持ち直す流れです。
現状バンドの上限が横ばい、下限が上昇といった動きになっており、バンド幅は緩やかに縮小しています。市場には徐々にエネルギーが蓄積されてきていますが、目先はバンドの中心線を意識しての動きであり、動き出すのを待つといった状況となっています。バンドの上限もしくは下限での動きに注意しながらの対応となりそうです。