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FX×EA/MT4・モーニングレポート
米株はまちまちでの引け(9.3 NY時間)
先週末のNY市場では、ダウが下落する一方でNASDAQは上昇して史上最高値を更新しての引けとなりました。米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に下回ったことなどを背景にリスク回避的な動きが強まり、ダウは一時170ドル安水準となりました。しかし、年内のテーパリング開始に対する見方も後退したことで引けにかけて持ち直す動きとなり、結局70ドル安水準での引けとなりました。
一方、米国債市場では利回りが上昇。朝方は米雇用統計の低調を背景に債券に対する買いの動きが強まりましたが、その後は調整の動きや米株の下値の堅い動きなどを眺めて債券に対する売りの流れが意識される展開となりました。米10年債利回りは1.32%台での引けとなるなど底堅い動きとなりました。
為替相場 – ドルインデックスが92を挟んでの動き
為替相場では、ドルインデックスが下落。米国の金融政策の先行きに対する思惑からドルに対する売りの流れが継続しており、一時インデックスは92を割り込む動きとなりました。ただ、米国債利回りが持ち直す動きを見せており、92を割り込む水準では買い戻しの動きが意識され、下げ渋る展開となりました。ユーロ/ドルは一時1.19ドルを回復する動きとなりましたが、結局前営業日終値を意識しての引けとなっています。
一方、円はまちまち。ドルインデックスの下落を背景にドル/円の上値が抑えられ、ユーロ/円などもつれ安となっています。一方、ポンドや豪ドルなどは対ドルでの上昇を眺めて底堅い動きとなっており、前営業日比プラス圏での引けとなりました。ドル/円も雇用統計を受けた下落が一服してからはダウの下げ渋りなどを眺めて持ち直し基調となって引けました。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 持ち直し基調
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限をブレイクしてバンドウォークとなり、下値を拡大する展開となりました。ただ、バンドの上限が上昇基調から下落に転じており、売りの流れも一服する展開となっています。持ち直し基調からバンドの中心線まで上昇しての動きです。
バンドの上限が上昇基調から下落に転じたことで上下限中心線が下落する展開となっていましたが、目先はバンドの下限が上昇に転じています。バンド幅が縮小傾向となり、市場には徐々にエネルギーが蓄積されていく流れです。ただ、まだバンド幅自体は広いのでバンドブレイクからバンドウォークといった動きにはなりにくいところでしょう。バンドの中心線を意識しての動きですが、再度上値を抑えられる可能性のほうが高そうです。