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FX×EA/MT4・モーニングレポート
米株は上昇しての引け(9.2 NY時間)
昨日のNY市場では、米株が上昇。ダウは130ドル高水準となるなど上値を拡大しています。米国の新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことで、市場には若干安心感が広がっています。ただ、週末の雇用統計に対する警戒感は根強く、FEDがハト派的な金融政策を目先は維持するのではないかといった思惑が意識され、リスク志向の動きが強まっています。
一方、米国債市場では利回りがまちまち。米株は上昇しての引けとなっていますが、米国の金融政策の先行きに対する思惑から、長期債を中心に買いの流れが意識されやすい展開となっています。米10年債利回りは一時1.30%台に浮上する場面もありましたが、上値を抑えられて1.28%台半ばでの推移となっています。また、30年債利回りは1.90%を割り込んでの流れです。
為替相場 – 米株上昇でドル、円共に軟調
為替相場では、ドルインデックスが下落。米国の長期債利回りの低下や金融政策の先行きに対する思惑からドルに対する売り圧力が強まり、ドルは主要通貨に対して軟調地合いとなっています。NY時間帯はユーロ/ドル、ポンド/ドル、豪ドル/ドルなどが日中高値圏での推移を継続し、豪ドル/ドルは0.74ドルを突破しての動きとなっています。
一方、円は軟調地合い。ドル/円はドルの下落を背景に前営業日終値を意識しての動きとなっていますが、クロス円は軒並み上昇する展開となっています。ポンド/円は152円台を突破するなど上値を拡大しての推移です。米株の上昇などを受けたリスク志向の動きが強まり、円売り圧力が意識される流れとなっています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – レンジ圏での動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限と中心線で挟まれたレンジを動いています。目先はバンドの下限から持ち直して中心線を意識しての動きとなったものの、バンドの上限に届かずに上値を抑えられています。売りの流れが強まりバンドの下限まで下落しており、バンドブレイクからバンドウォークといった動きになるかどうかに注目です。
目先はバンドの上限がじり高基調で下限が下落しての動きです。バンド幅の拡大が見られており、バンドウォークとなる可能性は高まっています。バンド幅が比較的狭かったため、市場にはエネルギーがある程度蓄積されているものと思われます。ただ、バンドの上限の上昇の勢いが弱いため、方向感を見極めながらの対応となりそうです。