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FX×EA/MT4・モーニングレポート
米株は上値の重い展開(8.31 NY時間)
昨日のNY市場では、ダウが下落。一時プラス圏に浮上する場面もありましたが、調整の動きが意識されて上値の重い展開となりました。また、米消費者信頼感指数が市場予想を大きく下回ったことで、米経済の先行きに対する警戒感が強まる流れとなっています。ただ、週末に米雇用統計を控えていることや米国の金融政策に対する思惑などから積極的に売り込む流れにはならず、ダウは40ドル安水準での引けとなりました。
一方、米国債市場では利回りが上昇。米株の上値は重かったものの、債券に対する調整売り圧力が強まり、10年債利回りは1.30%台を回復しています。米国の金融政策に対する思惑から債券に対する買い意欲も根強いところですが、雇用統計を控えていることもあって修正の動きが意識される展開となりました。
為替相場 – ドルの方向感が見えにくい
為替相場では、ドルインデックスが前営業日終値を挟んでの動きとなっています。米国債利回りの上昇などを背景に底堅い動きが意識されていますが、米経済の先行きに対する不透明感から米株の上値が抑えられ、ドルの上値も抑えられました。ユーロ/ドルは一時1.18ドル台半ばまで上昇しています。ただ、積極的にドルを売る動きにはなっておらず、上値を削る展開となっています。
一方、円は軟調地合い。米株の上値は抑えられましたが、ドル/円が月末のドル買いの動きや米国債利回りの堅調地合いなどを背景に上値を拡大し110円台を回復しており、クロス円もそれにつれる形でしっかりとした動きが展開されています。ユーロ/円は一時130円台を回復しての動きとなるなど、円に対する売り圧力が意識される流れとなっています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – じり安基調
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限をブレイクしてバンドウォークとなっていましたが、急激に持ち直して一気にバンドの中心線を抜けて上昇まで到達する展開となっています。ただ、目先はバンドの上限から調整の動きが入っています。バンドの+1σを意識した動きとなっており、底堅い動きが展開されています。再度バンドの上限まで上昇するかどうかに注目です。
現状バンドの上限は上昇、下限は横ばいとなっています。流れとしては底堅い動きが意識されやすいところであり、再度バンドの上限まで上昇してもおかしくないところです。ただ、大きな動きにはなりにくく、調整の動きを入れながらの展開となりそうです。