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FX×EA/MT4・モーニングレポート
米株は強弱まちまち(8.30 NY時間)
昨日のNY市場では、ダウが下落。ジャクソンホールを通過したことで新規の材料待ちの様相となっています。ダウはポジション調整の動きが意識される流れとなり、50ドル安水準での引けとなりました。一方、NASDAQやS&P500は上昇して史上最高値を更新する動きです。米国債利回りの低下やジャクソンホールでのパウエルFRB議長の発言などから買われやすい地合いとなっています。
一方、米国債市場は利回りが低下。ダウの軟調や米国の早期利上げ観測の後退などが意識され、債券に対する買い戻しの動きが強まる展開となっています。米10年債利回りは1.30%を大きく割り込み、1.27%台での推移となっています。また、30年債利回りも1.90%を割り込んでの動きであり、2年債利回りも0.20%を割り込んでいます。
為替相場 – 全体的に小動き
為替相場では、ドルインデックスがほぼ変わらず。米国債利回りの低下などを背景に上値の重さが意識される展開ではありますが、大きな動きにはなっていません。ユーロ/ドルは1.18ドルを挟んでの動きであり、方向感の見えにくい展開です。
一方、円は軟調地合い。全体的には様子見ムードが強まっており大きな動きにはなっていませんが、ドル/円の買い戻しの動きなどを背景に、クロス円も全般的に下値の堅い流れとなっています。ただ、ジャクソンホールを通過したことや週末に雇用統計を控えていることもあって様子見ムードが意識されやすい状況となっています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – じり安基調
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限からの調整の動きでじり安基調となっています。目先はバンドの中心線で支えられる動きから売りの流れが強まり、バンドの中心線をブレイクしての動きとなっています。このままバンドの下限まで下落するかどうかに注目が集まるところです。
現状バンドの上限はじり安、下限は上昇する動きとなっています。バンド幅は縮小傾向であり、市場には徐々にエネルギーが蓄積されてきています。バンドの上限もしくは下限での動きには注意が必要であり、バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きとなる可能性もあるでしょう。