- HOME >
- FX×EA/MT4・市況速報 >
- 8.30
FX×EA/MT4・モーニングレポート
NASDAQとS&P500は史上最高値更新(8.27 NY時間)
先週末のNY市場では、米株が上昇。ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の発言を受けて早期の利上げ観測が後退し、市場に買い安心感が広がる展開となりました。ダウは240ドル高水準となるなど大幅上昇となっています。NASDAQやS&P500も上昇しての引けとなっており、史上最高値を更新しています。リスク志向の動きが強まる流れとなりました。
一方、米国債市場では利回りが低下。米国の金融政策に対する思惑から、債券に対する買い戻しの動きが強まる展開となっています。短期債・長期債ともに大きく買われる展開となっており、10年債利回りは1.30%台での引けとなっています。
為替相場 – 市場に買い安心感、ドル売り強まる
為替相場では、ドルインデックスが下落。パウエルFRB議長の発言を受けて米国債利回りが低下し、その流れを受けてドルに対する売り圧力が強まる流れとなりました。ユーロ/ドル一時1.18ドル台を回復し、その後抑えられたものの1.17ドル台後半での引けとなっています。
一方、円は軟調地合い。対ドルではドルインデックスの下落を受けて円買いの流れが意識されましたが、クロス円は全般的に円買いとなっています。リスク志向の動きが意識される中で円に対する売りの流れが意識されやすい状況となりました。ドル/円は110円を割りこんでの引けとなっています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 横ばいでの推移
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限を意識しての動きから急落して一気にバンドの中心線を抜けてバンドの下限をブレイクしてバンドウォークとなりました。しかし、売り一巡後は調整の動きが意識される展開となっています。ただ、上値の重い展開が維持されたことで横ばいでの推移となり、戻りの弱い展開となっています。
バンドの上下限中心は下落基調となっていましたが、目先は下限が横ばいからじり高基調となっています。バンド幅は縮小傾向に入っており、市場には徐々にエネルギーが蓄積されてきています。ただ、まだバンド幅自体は広い状況ですので、バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくいところでしょう。