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- 8.27
FX×EA/MT4・モーニングレポート
ダウ、5日ぶりに下落(8.26 NY時間)
昨日のNY市場では、ダウが5日ぶりの下落となるなど売り優勢の流れとなって引けました。アフガン情勢の緊迫化などを受けてポジション調整の動きが強まり、ダウは190ドル安水準となって引けています。NASDAQやS&P500もマイナス圏での引けとなっており、リスク回避的な動きが意識される状況となっています。ジャクソンホールを控えて様子見ムードが意識される場面もありましたが、ブラード・セントルイス連銀総裁のタカ派的な発言などもあり、引けにかけて下げ幅を拡大する展開となりました。
一方、米国債市場は利回りが小幅まちまち。ブラード・セントルイス連銀総裁のタカ派的な発言を受けて上値を拡大する場面もありましたが、米7年債入札を眺めて上値を抑えられ、米株の軟調地合いを受けて債券に対する買いが意識される展開となりました。米10年債利回りは小幅に上昇したものの、30年債利回りなどが小幅に低下しての推移で、現状はジャクソンホールを見極めたいとの思惑が強まる局面となっています。
為替相場 – ジャクソンホールを控え、様子見ムード
為替相場では、ドルインデックスが堅調地合い。米国債利回りの上値は抑えられていますが、ブラード・セントルイス連銀総裁のタカ派的な発言を受けてドルの下値が支えられる展開となっています。ドルインデックスは93を回復しての動きであり、目先はポンド/ドルが1.37ドルを割り込む動きとなっています。
一方、円も堅調地合い。対ドルではドルインデックスの持ち直しなどを受けて前営業日終値を挟んでの動きとなっていますが、クロス円は全般的に下落しての推移となっています。米株の下落基調を背景に円買い圧力が強まり、豪ドル/円は80円を割りこんでの推移となるなど下値を拡大する動きとなっています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 下値を拡大する動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限と下限で挟まれたレンジを動いていましたが、目先は上値の重さが意識される流れとなっています。バンドの下限を意識しての動きであり、じり安基調が継続しています。大きな動きではないものの、売り優勢の展開です。
現状、バンドの上下限中心線は下落基調となっています。トレンドそのものが下向きであり、上値を抑えられやすい形です。ただ、バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくい形であり、バンドの下限まで到達した場合は押し目買いに支えられる可能性が高いでしょう。ただ、そうなった場合も戻りは一時的で上値は抑えられそうです。