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- 8.26
EA/MT4×FXトレーダーのためのモーニングレポート
NASDAQ、S&P500共に史上最高値更新(8.25 NY時間)
昨日のNY市場では、米株が小幅に上昇。ジャクソンホールを控えていることで様子見ムードが意識される展開となっていますが、米耐久財受注が市場予想より良かったことやコロナワクチンの普及に対する期待感、米国の早期金融引き締めに対する思惑が後退していることなどを背景に、リスク志向の動きが依然として意識される流れとなっています。ただ、積極的に上昇する展開にはなっておらず、ダウは30ドル高水準での引けています。また、NASDAQやS&P500は史上最高値を再度更新する動きとなっています。
一方、米国債市場は利回りが大きく上昇する展開となっています。金融政策の先行きに対する思惑から債券に対する買いが意識される場面もありましたが、米株が上昇基調を維持していることや、米5年債入札が不調となったことなどを受けて債券売り圧力が強まる展開となっています。米10年債利回りは1.34%台にまで上昇する展開となっており、30年債利回りも1.94%台での推移となっています。
為替相場 – 主要通貨に対して円売りの流れ
為替相場では、ドルインデックスが小幅に下落。米国債利回りは大きく上昇する展開となっていますが、ジャクソンホールを控えており、その結果を見極めたいとの思惑からドルに対する売りの流れが意識される展開となっています。欧州債利回りの上昇などもあり、ユーロやポンドに対する買いが意識されていることもドルの上値を抑える要因となっています。ただ、積極的に売り込む流れにはなっておらず、前営業日終値を挟んでの小動きとなっています。
一方、円は軟調地合い。リスク志向の動きが強まったことでドル/円が110円台を回復しており、クロス円もつれ高となっています。主要通貨に対して円売りの流れが意識される状況となっています。ユーロ/円は129円台を回復し、ポンド/円は151円台を回復する動きとなっています。豪ドル/円も80円台を突破するなどしっかりとした動きが展開されました。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 上値重い展開
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限から調整の動きが入り、そのまま中心線を抜けて下限を意識しての動きとなっています。下限には届かずに中心線まで持ち直したものの、中心線で抑えられて再度下落に転じる動きです。このままバンドの下限まで下落するかどうかに注目が集まるところです。
現状、バンドの上下限中心線は下落基調となっています。トレンドそのものが下向きであり、上値を抑えられやすい形です。バンドの下限まで下落する可能性は十分にありますが、バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくいところではないかとみています。調整を入れながら下値を拡大といった動きになりやすいところでしょう。