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- 8.25
EA/MT4×FXトレーダーのためのモーニングレポート
リスク志向により、米株続伸(8.24 NY時間)
昨日のNY市場は、米株が上昇。ジャクソンホールを控えていることで様子見ムードが意識される展開とはなっていますが、米国の早期金融引き締めに対する思惑が後退していることなどを背景にリスク志向の動きが意識される状況となりました。ただ、積極的に買い進む動きにはならずにダウは引けにかけてやや上値を抑えられ30ドル高水準で引けました。また、NASDAQ、S&P500も上昇しており、史上最高値を更新しています。
一方、米国債市場は利回りがまちまち。長期債利回りは上値を拡大しており、10年債利回りは1.29%台まで上昇しています。米国の早期の金融引き締めに対する思惑が後退しているものの、株価の堅調地合いなどが意識されて債券に対する売り圧力が強まっています。ただ、2年債利回りなどは小幅に低下しており、全体的にはやや方向感の見えにくい流れとなっています。
為替相場 – 原油上昇により、資源国通貨堅調
為替相場では、ドルインデックスが小幅に下落。米国債利回りは長期債利回りが大きく上昇する展開となっていますが、米国の金融政策に対する思惑からドルに対する買い意欲は強まらず、上値の重い展開となっています。ただ、ユーロ/ドルやポンド/ドルなどは小幅高にとどまっており、ジャクソンホールを控えていることもあって様子見ムードが意識されやすい局面と言えます。
一方、円は全体的に軟調地合い。ドル/円は小幅に下落していますが、クロス円が全体的に底堅い動きとなっています。特にオセアニア通貨に対する買い戻しの動きが意識されての動きです。米株の上昇や原油価格の上昇などを背景にした資源国通貨の堅調などが円売りの流れを支えています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 方向感見えにくい
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限から持ち直す動きを見せ、目先はバンドの中心線を挟んでの動きとなっています。バンドの中心線がじり安基調となっていることからやや上値の重さが意識されていますが、大きな動きにはなっておらず様子見ムードです。
現状、バンドの上下限中心線はじり安基調です。ただ、下落の勢いは弱く、徐々に横ばいでの動きとなっていく可能性が高まっています。レンジ圏での動きが意識されやすくなっており、方向感の見えにくい展開です。バンド幅が縮小する可能性なども視野に入れつつの対応となりそうですが、まだバンド幅はそこまで狭くないので、バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくいところでしょう。