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- 8.20
FX×EA(MT4)ユーザーのためのモーニングレポート
米株が下げ渋る動き(8.19 NY時間)
昨日のNY市場は、米株がまちまちでの引け。ダウは朝方から売りの流れが強まり、一時270ドル安水準となりましたが、そこから持ち直し、プラス圏に浮上する場面もありました。引けにかけて押し戻されたものの、60ドル安水準での引けとなりました。コロナウィルスのデルタ変異株の感染拡大に対する警戒感が強まる一方、ここまでの下落に対する調整の動きも意識されて押し目買いに支えられて下げ渋る流れとなりました。
米国債市場の利回りもまちまちでの推移。10年債などの長期債利回りが低下する一方、2年債利回りなどは上昇しての推移です。ダウの軟調地合いに上値を抑えられる一方、早期の金融引き締めに対する思惑が強まっていることなどを背景に下げ幅を縮小する展開となっています。米10年債利回りは1.24%での推移となるなど調整の動きが意識されています。
為替相場 – コロナウィルス懸念で、ドル、円、堅調
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米国債利回りはまちまちとなっていますが、コロナウィルスのデルタ変異株の感染拡大に対する警戒感などから安全資産としてのドルに対する買い意欲が強まっています。ポンドなどに対する売りの流れの強まりもドルに対する買い意欲を強める流れとなっています。
一方、円は堅調地合い。リスク回避的な動きが意識されていることで、円に対する買い意欲が強まっています。ドルインデックスの上昇を背景に、ドル/円は前営業日終値を挟んでの動きとなっていますが、クロス円は全体的に下値を拡大する動きで、ポンド/円は150円を割りこむ動きとなっています。前営業日比1円超のマイナスであり、円買い圧力が強まる状況です。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 持ち直し基調から横ばいへ
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限をブレイクする動きから調整の動きが入り、一時バンドの中心線を意識しての動きとなりましたが、そこからじり高基調となってバンドの+1σ前後を意識しての動きとなっています。バンドの上限には届かず、目先は横ばいでの推移で方向感の見えにくい展開となっています。
現状、バンドの上下限中心線はじり高基調となっています。下値の堅い動きが意識されそうですが、大きな動きにはなりにくいところです。バンドの上下限中心線の上昇の勢いも弱まっており、横ばいへと変化していく可能性が高そうです。そうなればレンジ圏での動きが意識されやすくなりそうです。バンド幅は比較的狭いので、市場にはエネルギーが蓄積されているものと思われます。バンドの上限もしくは下限での動きには注意が必要ではないかと思われます。