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- 8.18
FX×EA(MT4)ユーザーのためのモーニングレポート
米株が大きく下落しての引け(8.17 NY時間)
昨日のNY市場は、米株が大きく下落。中国の規制に対する懸念やアフガン情勢の不透明感の高まり、米小売売上高の悪化などが嫌気され、ダウは一時500ドル超の下落となりました。しかし、売り一巡後は米経済の先行きに対する楽観的な見方やディフェンシブ銘柄に対する買いの動きなどが意識されて下げ幅を縮小し、結局280ドル安水準での引けとなりました。
一方、米国債市場は小幅まちまち。全体的に小動きで方向感の見えにくい展開となっています。前営業日終値を意識しての動きが継続しました。米株の軟調地合いなどを受けて、長期債利回りは低下傾向を強める場面もありましたが、米金融当局の早期金融引き締めに対する思惑などが意識されて債券に対する売りの流れが意識されました。米10年債利回りは1.26%台での推移となっています。
為替相場 – 米株の大幅下落を背景に、円堅調
為替相場では、ドルインデックスが堅調。米国債利回りの上値が重い展開となっているものの、安全資産としてのドル買いやユーロ、ポンドに対する売りの流れが強まったことなどを受けてドルインデックスは93を突破する展開となりました。ドルは主要通貨に対して独歩高となり、ポンド/ドルは1.38ドルを割り込む動きとなり、豪ドル/ドルは0.73ドルを割り込んでの推移となっています。
円も全体的に堅調。対ドルではドルインデックスの上昇を背景に109.60円前後の水準まで上昇していますが、クロス円は全般的に軟調であり、ポンド/円は151円を割りこみ、豪ドル/円は80円を割りこんでの推移となっています。米株の下落を背景にリスク回避的な動きが意識されており、円に対する買いの動きが強まる展開となっています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 狭いレンジでの動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限をブレイクしバンドウォークとなって上値を拡大したものの、そこから調整の動きが入る展開となっています。しかし、バンドの中心線まで下落することなく持ち直し基調となっています。再度バンドの上限まで上昇するかどうかに注目が集まりそうです。
現状、バンドの上下限中心線が上昇基調となっています。トレンドそのものが上向きであり、下値の堅い動きが意識される展開です。再度バンドの上限まで上昇する可能性が高そうです。ただ、バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくいところであり、調整の動きを入れながら上値を拡大するといった展開となるのではないでしょうか。