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EA-BANK・モーニングレポート 8.10
米株はまちまちでの引け(8.9 NY時間)
昨日のNY市場は、米株がまちまちでの引け。米JOLT求人件数が過去最高となったことで早期金融引き締めに対する思惑が意識され、ダウの上値が抑えられています。前営業日に史上最高値を更新したことも利食い売りを意識させる展開となっている状況です。一方、NASDAQは前日の下落に対する修正の動きからプラス圏で引けています。ダウは100ドル安水準で35100ドル前後での引けとなりました。
一方、米国債市場は利回りが上昇。米国の雇用に対する楽観的な見方が強まったことで、債券に対する売り圧力が強まる展開となっています。米10年債利回りは1.30%を突破する動きであり、目先は1.32%台での推移となっています。短期債利回りなどもしっかりとした動きが展開される局面となっています。
為替相場 – ドルは堅調地合い維持
為替相場では、ドルインデックスが上昇。米国債利回りの堅調地合いなどを背景に、ドルは主要通貨に対して独歩高となっています。ただ、米雇用統計を通過したことで材料出尽くし感もあり、全体的には大きな動きにはなっていない状況です。
一方、円は全体的には買われやすい地合い。ドル/円はドルの上昇を眺めて底堅い動きとなっていますが、クロス円はダウの軟調地合いを眺めて上値の重い展開となっており、円に対する買い意欲が強まっています。ただ、ドルが大きな動きとならなかったのを眺め、円も大きな動きにはなりにくい展開となっています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – 堅調地合い
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの下限から上昇して一気に中心線を抜けて上限まで上昇する展開となっています。ただ、バンドの上限をブレイクしてバンドウォークといった展開にはなっておらず、横ばいでの動きが展開されました。そして、ここにきて買い意欲が強まり、バンドの上限を目指す形となっています。下値が堅く、調整が入りにくい展開の時はバンドの上限まで再度上昇することが多いため、このまま上値を拡大しやすい形といえそうです。
現状バンドの上限が上昇し、下限は下落基調から横ばいへと変化しています。流れとしては下限が上昇に転じてバンドの上下限中心線が上昇するといった形が意識されるのではないかとみています。となれば、トレンドそのものが上向きとなり、バンドブレイクからバンドウォークといった動きにはなりにくいものの、しっかりとした動きが展開されそうです。